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2026年最新手引き対応・医薬品成分完全制覇・合格率突破
📌 記事の要約・学習ポイント

登録販売者試験を一発合格するための完全攻略決定版バイブル。合否の7割を決定づける最難関「第3章 主な医薬品とその作用」の頻出成分・生薬・漢方処方から、第2章の人体・副作用、第4章の薬機法・適正陳列、第5章の安全対策・救済制度まで、最重要用語100選を構造化解説。年齢・疾患別禁忌チートシートと直結Web演習アプリを収録しています。

1. 登録販売者の配点構造と合格戦略

登録販売者試験は、全5章・120問(各1点・120点満点)で実施されます。合格基準は「全体で70%(84点以上)」かつ「各章ごとに35〜40%以上の足切り点をクリアすること」です(足切りラインは各都道府県・ブロックにより35%または40%)。

章・出題分野 問数 足切り点(35〜40%) 難易度 目標得点
第1章:医薬品に共通する特性と基本的な知識 20問 7〜8問 易しい 18〜20問(満点狙い)
第2章:人体の働きと医薬品 20問 7〜8問 普通〜難 15〜17問
第3章:主な医薬品とその作用(最重要) 40問 14〜16問 最難関 28〜32問(7割死守)
第4章:薬事関係法規・制度 20問 7〜8問 普通(暗記型) 16〜18問
第5章:医薬品の適正使用・安全対策 20問 7〜8問 普通(第3章と連動) 16〜18問
合計 120問 – – 95〜105点(合格ライン84点)

配点の3分の1(40問)を占める第3章は、全受験生の最大の関門です。風邪薬・解熱鎮痛薬・胃腸薬・漢方薬などの「成分名」と「作用機序・副作用・使用上の注意」を結びつける問題が連発します。第3章を征服すれば、その知識がそのまま第5章(適正使用)の得点源に直結するため、一気に合格圏へと突き抜けることができます。

2. 合否を分ける最重要頻出用語100選

厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」に基づき、頻出成分・薬機法規定・重篤副作用・漢方処方の最重要100項目を凝縮しました。

No.01医薬品の本質とリスク

第1章 医薬品の基礎 / 医薬品の本質

【概要・定義】 医薬品は人の疾病の診断・治療・予防に使用されるものであり、適正に使用された場合でも副作用が生じる潜在的リスク(固有の毒性)を併せ持つ。期待されるベネフィット(有益性)がリスク(有害性)を上回る場合にのみ使用が認められる。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 「一般用医薬品は医師の処方箋が不要なため、副作用のリスクは存在しない」とする誤答が頻出。すべての医薬品にリスクがある。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「一般用医薬品は日常的な軽度な症状に用いるため、習慣性や依存性を生じる成分は一切含まれていない(誤:コデイン等依存性成分も含む)」。

No.02健康食品(特定保健用食品・機能性表示食品)

第1章 医薬品の基礎 / 食品区分

【概要・定義】 特定保健用食品(トクホ):特定の保健の用途を表示でき、国の個別審査と消費者庁長官の許可が必要。機能性表示食品:事業者の責任で科学的根拠を消費者庁長官に届出(個別審査なし)。栄養機能食品:規格基準に適合すれば届出も不要。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: トクホは「個別許可」、機能性表示食品は「事前届出」、栄養機能食品は「自己認証(許可・届出不要)」。この3者の行政手続の違いが必出。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「機能性表示食品は、厚生労働大臣による個別の安全性と有効性の審査を経て販売される(誤:国の審査はなく事業者の責任による届出)」。

No.03プラセボ効果(偽薬効果)

第1章 医薬品の基礎 / 薬効発現

【概要・定義】 有効成分が含まれていない偽薬、または本来期待されない薬効であっても、薬を服用したことによる暗示効果や安心感、自然治癒力などによって症状が改善する現象。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: プラセボ効果は「主観的効果(心理的)」だけでなく、血圧低下や胃酸分泌抑制など「客観的な生体反応」としても現れる。望ましくない副作用様の症状が現れることもある(ノセボ効果)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「プラセボ効果によって生じる反応は心理的な思い込みに過ぎず、客観的な身体的変化を伴うことはない(誤:客観的変化も伴う)」。

No.04相互作用(飲み合わせ)

第1章 医薬品の基礎 / 相互作用

【概要・定義】 複数の医薬品を併用した際、または食品・飲料と同時に摂取した際に、作用の増強(中毒・副作用発現)や減弱(治療効果低下)が引き起こされる現象。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: グレープフルーツジュース(CYP3A4阻害による降圧薬等の作用増強)、アルコール(中枢抑制成分の増強・代謝阻害)、牛乳(テトラサイクリン系抗生物質等の吸収阻害・キレート形成)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「かぜ薬をアルコールと一緒に服用すると、肝臓での代謝が早まるため副作用のリスクは低下する(誤:中枢神経抑制が増強し重大な副作用を招く)」。

No.05小児の年齢区分と生理学的特徴

第1章 医薬品の基礎 / 小児の特性

【概要・定義】 薬事法・添付文書上の年齢区分:新生児(出生後4週未満)、乳児(生後1歳未満)、幼児(7歳未満)、小児(15歳未満)。小児は肝臓・腎臓の代謝排泄機能が未熟で、血液脳関門も未発達なため副作用が現れやすい。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 15歳未満は小児扱い。成人用量を体重比例で安易に減量して小児に与えてはならない(小児用法用量がないものは服用不可)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「医薬品の添付文書における『幼児』とは、生後1歳以上5歳未満の者を指す(誤:生後1歳以上7歳未満)」。

No.06高齢者の生理学的特徴

第1章 医薬品の基礎 / 高齢者の特性

【概要・定義】 一般に65歳以上を指す。生理機能(肝血流量減少・肝代謝酵素活性低下、糸球体濾過量低下・腎機能低下)が低下しているため、医薬品の体内蓄積・血中濃度持続が生じやすく、副作用が発現しやすい。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 心血管系疾患や前立腺肥大症、緑内障などの基礎疾患を複数併せ持つことが多く、服用中の処方薬との相互作用に格段の配慮が必要。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「高齢者は一般に血漿アルブミン濃度が上昇するため、遊離型薬物濃度が低下して薬が効きにくくなる(誤:アルブミンが減少し遊離型が増加して副作用リスク増)」。

No.07妊婦・授乳婦と胎盤関門

第1章 医薬品の基礎 / 妊婦の特性

【概要・定義】 多くの医薬品成分は胎盤関門を通過して胎児へ移行する(特に器官形成期である妊娠初期の催奇形性リスク)。授乳婦が服用した医薬品成分の一部は母乳中に移行するため、乳児への影響を考慮しなければならない。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 便秘薬のヒマシ油は子宮収縮を誘発し流早産の危険があるため妊婦禁忌。生薬ダイオウ・センナも子宮収縮・下痢誘発の恐れがあり原則回避。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「ビタミンAは脂溶性ビタミンのため、妊娠前や妊娠初期に大量摂取しても胎児への催奇形性の心配はない(誤:過剰摂取で胎児奇形リスク増)」。

No.08サリドマイド訴訟と催奇形性

第1章 医薬品の基礎 / 薬害の歴史

【概要・定義】 催眠鎮静薬・つわり改善薬として販売されたサリドマイドを妊娠初期に服用した母親から、四肢欠損(フォコメリア・海豹肢症)や耳の障害等を持つ新生児が多発した薬害事件。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: R体は催眠鎮静作用、S体が催奇形性作用を持つ。光学異性体の分離投与でも生体内で相互変換するため毒性を回避できない。サリドマイド事件を機に医薬品の催奇形性試験が義務づけられた。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「サリドマイドの光学異性体のうち鎮静作用を持つ異性体のみを単離すれば、催奇形性を完全に排除できる(誤:生体内で相互変換するため不可)」。

No.09スモン訴訟とキノホルム

第1章 医薬品の基礎 / 薬害の歴史

【概要・定義】 整腸剤キノホルムの服用により、激しい腹痛・下痢の後に下肢のしびれ、知覚異常、歩行困難、視力障害(緑色舌毛・緑色尿等)を特徴とする「亜急性脊髄視神経症(SMON)」が発生した薬害事件。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 整腸薬として長期・大量投与されたことが被害を拡大させた。この事件を契機に医薬品副作用被害救済制度の創設および再審査制度が導入された。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「スモン(SMON)の原因となったキノホルムは、解熱鎮痛剤として広く用いられていた(誤:整腸剤として用いられていた)」。

No.10HIV訴訟(薬害エイズ)

第1章 医薬品の基礎 / 薬害の歴史

【概要・定義】 血友病患者に対し、加熱処理を行わなかった非加熱血液凝固因子製剤を投与したことにより、多数の患者がHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染し、エイズを発症・死亡した薬害事件。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 血液製剤の安全確保対策、感染症定期報告制度、生物由来製品の安全対策強化へと法改正が進められた。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「薬害エイズの原因となったのは、加熱処理された乾燥人フィブリノゲン製剤である(誤:非加熱血液凝固因子製剤)」。

No.11C型肝炎訴訟

第1章 医薬品の基礎 / 薬害の歴史

【概要・定義】 出産や手術の際の大量出血等に対し、C型肝炎ウイルス(HCV)に汚染された特定フィブリノゲン製剤や血液凝固第Ⅸ因子製剤が投与されたことにより、C型肝炎に感染した事件。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 2008年に特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第Ⅸ因子製剤によるC型肝炎感染被害者を救済するための特別措置法が制定された。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「C型肝炎訴訟の対象となった血液製剤は、主に抗生物質の点滴注射剤である(誤:血液凝固因子製剤・フィブリノゲン製剤)」。

No.12クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)訴訟

第1章 医薬品の基礎 / 薬害の歴史

【概要・定義】 脳外科手術等で用いられたヒト乾燥硬膜(死体由来)を介して、異常プリオンタンパク質が感染し、進行性の認知症・運動障害を呈して死に至るCJDを発症した薬害事件。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 生物由来製品(人その他の生物に由来する原料を用いて製造される製品)に対する安全管理基準の法制化につながった。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の病原体は、薬剤耐性菌の一種であるMRSAである(誤:病原体は異常プリオンタンパク質)」。

No.13セルフメディケーション税制

第1章 医薬品の基礎 / 医療費控除特例

【概要・定義】 健康の維持増進及び疾病の予防への一定の取組(定期健康診断や予防接種等)を行っている者が、自己または生計を一にする配偶者等の「特定一般用医薬品等(スイッチOTC医薬品等)」を年間12,000円を超えて購入した場合、超えた金額(上限88,000円)が所得控除される制度。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 通常の医療費控除との「併用は不可(どちらか一方を選択適用)」である点が出題の最重要ポイント。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「確定申告において、通常の医療費控除とセルフメディケーション税制による控除を同時に適用して申告した(誤:選択適用であり併用不可)」。

No.14スイッチOTC医薬品

第1章 医薬品の基礎 / 医薬品区分

【概要・定義】 医療用医薬品として長年使用され有効性・安全性が確認された成分を、一般用医薬品(OTC)として転用・承認したもの(ロキソプロフェンナトリウム、フェルビナク、ファモチジン等)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 医療用から転換された直後は「要指導医薬品」として薬剤師の対面販売が義務づけられ、安全性が再確認された後に一般用医薬品(第1類等)へ移行する。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「スイッチOTC医薬品は、最初から第3類医薬品として販売が許可される(誤:要指導医薬品として一定期間販売される)」。

No.15ダイレクトOTC医薬品

第1章 医薬品の基礎 / 医薬品区分

【概要・定義】 医療用医薬品としての国内使用実績がない有効成分を、最初から一般用医薬品として直接承認・販売するもの(ミノキシジル外用発毛剤等)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: スイッチOTCとの定義の違い(医療用実績の有無)が問われる。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「国内の医療用医薬品で用いられていた成分を一般用に転用したものをダイレクトOTCという(誤:それはスイッチOTC)」。

No.16アレルギー反応(アレルゲンと抗体)

第1章 医薬品の基礎 / 免疫応答

【概要・定義】 特定の物質(アレルゲン)に対して体内の免疫系が過剰に反応すること。初回の感作でIgE抗体が作られ、2回目以降の侵入時に肥満細胞からヒスタミン等の化学伝達物質が放出されて症状が生じる。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: アレルギーは「薬の主作用・用量依存的な毒性」ではなく、「微量であっても体質によって生じる特異体質的反応」である。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「医薬品によるアレルギーは、通常の常用量を大幅に超えて大量に服用した場合にのみ発生する(誤:微量でも生じる)」。

No.17医薬品の保管環境(光・温度・湿度)

第1章 医薬品の基礎 / 保管管理

【概要・定義】 直射日光(紫外線)による分解・変質、湿気(加水分解)、高温による品質低下を防ぐため、密栓して湿気の少ない涼しい場所(冷暗所:原則15℃以下または室温1〜30℃)に保管する。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 「シロップ剤は開封後も常温で長期保存できる」「錠剤の瓶に入っているビニール詰めは開封後も戻して保管する」は誤答(ビニールは輸送時破損防止のため開封後は捨てる)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「錠剤の容器に入っている詰め物のビニールは、防湿のために服用後も毎回元に戻しておく(誤:開封後は湿気や雑菌の原因となるため廃棄する)」。

No.18添付文書の改訂と安全性速報

第1章 医薬品の基礎 / 情報伝達

【概要・定義】 緊急安全性情報(イエローレター):厚生労働省からの指示等に基づき4週間以内に配布される緊急かつ重大な警告情報。安全性速報(ブルーレター):イエローレターに準ずる注意喚起情報(A4青色荷札)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: イエローレター(黄)とブルーレター(青)の名称・色と緊急度の順位を暗記すること。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「安全性速報は別名イエローレターと呼ばれ、最も緊急性の高い情報を周知する(誤:イエローレターは緊急安全性情報、ブルーレターが安全性速報)」。

No.19専門家(薬剤師・登録販売者)の役割

第1章 医薬品の基礎 / 販売実務

【概要・定義】 一般用医薬品の適正使用のため、購入者の状態(年齢、症状、服用中の薬、アレルギー歴等)を確認し、適切な情報提供・相談応需を行う。必要に応じて受診勧奨(医療機関への受診を促すこと)を行う責務がある。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 購入者が「医薬品の購入をやめるよう説得する」ことや「病院での処方薬を中止させる」権限はない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「一般用医薬品の相談を受けた登録販売者は、服用中の処方薬の服用を直ちに中止するよう指示した(誤:処方薬の中止を指示することはできない)」。

No.20一般用医薬品の役割と限界

第1章 医薬品の基礎 / セルフケア

【概要・定義】 生活者が自らの健康に責任を持ち、軽度な身体の不調を手当てすること(セルフメディケーション)を支援する。一定期間(数日〜1週間程度)服用しても症状の改善がみられない場合は、漫然と連用せず医師の診療を受ける必要がある。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 劇薬や劇毒物、処方箋医薬品は一般用医薬品には存在しない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「一般用医薬品を数日間服用して症状が悪化した場合でも、規定の1箱を飲み終えるまでは受診を控えるべきである(誤:直ちに中止して医師に相談)」。

No.21消化管各部の働き(胃・小腸・大腸)

第2章 人体の働き・副作用 / 消化器系

【概要・定義】 胃:胃酸(強酸性・殺菌作用)とペプシノーゲン(ペプシンに活性化されタンパク質を分解)。小腸(十二指腸・空腸・回腸):栄養分の大部分を消化・吸収(絨毛構造)。大腸:水分を吸収し便を形成(消化酵素の分泌はない)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 大腸粘膜から消化酵素は分泌されない点、小腸の内壁に輪状のひだと無数の絨毛があり表面積を広げている点が出題される。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「大腸粘膜からは強力なタンパク質分解酵素が分泌され、食物の最終消化が行われる(誤:大腸から消化酵素は分泌されない)」。

No.22肝臓の初回通過効果(ファーストパス・エフェクト)

第2章 人体の働き・副作用 / 薬物動態

【概要・定義】 経口投与された医薬品が小腸から吸収され、門脈を経由して肝臓を通過する際、肝臓の代謝酵素によって代謝・不活性化を受けること。これにより全身循環に到達する薬物量が減少する。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 坐剤(直腸下部から吸収)や舌下錠、注射剤、貼付剤は門脈を通らないため、肝臓の初回通過効果を回避できる。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「直腸下部から吸収された坐剤の有効成分は、門脈を通って肝臓で初回通過効果を強く受ける(誤:初回通過効果を回避できる)」。

No.23血液脳関門(BBB)

第2章 人体の働き・副作用 / 中枢神経系

【概要・定義】 脳の毛細血管内皮細胞が密着結合(タイトジャンクション)を形成し、血液中の不要物質や有害物質が脳組織へ無秩序に移行するのを防ぐバリア機構。脂溶性の高い物質や特定の輸送担体を持つ物質は通過しやすい。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 小児や乳幼児では血液脳関門が未熟なため、成人では中枢移行しない成分でも中枢神経系の副作用(痙攣・興奮等)が出やすい。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「血液脳関門は水溶性の高い高分子物質ほど容易に通過させる(誤:水溶性物質は通過しにくく脂溶性物質が通過しやすい)」。

No.24自律神経の受容体(アドレナリン受容体 vs コリン受容体)

第2章 人体の働き・副作用 / 自律神経系

【概要・定義】 交感神経:節後線維末端からノルアドレナリンが放出され、アドレナリン受容体(α受容体:血管収縮、β1受容体:心拍数増加、β2受容体:気管支拡張)に結合。副交感神経:アセチルコリンがムスカリン受容体に結合(瞳孔縮小、気管支収縮、消化管運動亢進)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 抗コリン成分は副交感神経を遮断するため、散瞳(目のかすみ・眼圧上昇)、口渇、便秘、尿閉(排尿困難)を引き起こす。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「抗コリン薬の代表的な副作用は、下痢、流涎(だ液過多)、多尿である(誤:便秘、口渇、排尿困難が副作用)」。

No.25ショック(アナフィラキシー)

第2章 人体の働き・副作用 / 重篤副作用

【概要・定義】 即時型(Ⅰ型)アレルギー反応による全身性の急性過敏反応。発症後数分〜数十分以内に皮膚症状(蕁麻疹・そう痒)、呼吸困難(喉頭浮腫・気管支痙攣)、血圧低下(チアノーゼ・虚脱・意識障害)が急速に進行する致命的病態。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: アドレナリン筋肉注射が第一選択薬。初期症状を見逃さず直ちに救急搬送の手配が必要。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「アナフィラキシーショックは服用後数日〜1週間経過してから徐々に進行する(誤:服用後数分〜数十分で急激に進行)」。

No.26皮膚粘膜眼症候群(SJS・スティーブンス・ジョンソン症候群)

第2章 人体の働き・副作用 / 皮膚症状

【概要・定義】 発熱とともに眼球結膜の充血、口唇・口腔粘膜のびらん、全身の皮膚に紅斑・水疱が多発する重篤な皮膚粘膜疾患。体表面積の10%未満の皮膚病変(10%以上はTENに移行)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 発症初期症状はかぜ様症状と見分けがつきにくく、眼の充血や唇のただれが出現した場合は直ちに服用中止が必要。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「皮膚粘膜眼症候群は、皮膚の病変のみに限定され眼や口唇の粘膜には病変が生じない(誤:眼や口腔粘膜の重篤な病変を伴う)」。

No.27中毒性表皮壊死融解症(TEN・ライエル症候群)

第2章 人体の働き・副作用 / 皮膚症状

【概要・定義】 SJSが進展した病態で、水疱・びらんが体表面積の「10%以上」に及ぶ最重篤な皮膚障害。熱傷の第Ⅱ度熱傷と同様に皮膚が広範囲に剥離(シート状剥離)し、敗血症等を併発して致死率が高い。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 原因医薬品の多くはSJSと共通(解熱鎮痛消炎薬、総合感冒薬、抗てんかん薬等)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「中毒性表皮壊死融解症(TEN)は、皮膚剥離が体表面積の5%未満に留まる軽症疾患である(誤:10%以上の広範囲に及ぶ最重篤疾患)」。

No.28偽アルドステロン症

第2章 人体の働き・副作用 / 代謝性副作用

【概要・定義】 生薬「甘草(カンゾウ)」の主成分グリチルリチン酸の大量・長期摂取等により、腎尿細管でのコルチゾール代謝が阻害され、低カリウム血症、ナトリウム・水分貯留(高血圧・浮腫)、ミオパチー(筋力低下・脱力感・四肢痙攣)を呈する疾患。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: アルドステロン分泌量自体は「低値または正常」であるため「偽」と付く。高カリウム血症ではなく「低カリウム血症」となる点が最大の引っかけ。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「偽アルドステロン症の臨床検査値の特徴は、著しい高カリウム血症である(誤:低カリウム血症が特徴)」。

No.29間質性肺炎

第2章 人体の働き・副作用 / 呼吸器副作用

【概要・定義】 肺胞の壁(間質)に炎症が生じ、肺胞壁が肥厚してガス交換が障害される疾患。かぜ様症状、空咳(痰を伴わない乾性咳嗽)、息切れ、発熱が急激に現れる。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 通常の細菌性肺炎(湿性咳嗽・膿性痰)との鑑別が重要。進行すると呼吸不全に至るため直ちに服用中止・ステロイド治療等が必要。漢方製剤(小柴胡湯等)でも報告がある。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「間質性肺炎の典型的な初期症状は、粘調な黄色い膿性の痰を大量に伴う湿性咳嗽である(誤:痰を伴わない空咳が特徴)」。

No.30無菌性髄膜炎

第2章 人体の働き・副作用 / 神経系副作用

【概要・定義】 細菌が検出されない髄膜の炎症。主症状:発熱、激しい頭痛、嘔気・嘔吐、項部硬直(首の後ろが硬くなり顎を胸につけられない)。イブプロフェン等の解熱鎮痛薬の服用で報告が多い。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 全身性エリテマトーデス(SLE)や混合性結合組織病(MCTD)などの自己免疫疾患の基礎疾患がある患者で発症リスクが高い。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「無菌性髄膜炎を発症すると、首を前屈させた際に痛みが消失し柔軟になる(誤:首が硬直して前屈できなくなる項部硬直が出現)」。

No.31接触皮膚炎と光線過敏症

第2章 人体の働き・副作用 / 外用薬副作用

【概要・定義】 接触皮膚炎(かぶれ):外用薬の成分が皮膚に接触することで生じる湿疹・発赤・そう痒。光線過敏症(ケトプロフェン等):外用薬を貼付・塗布した部位に紫外線が当たることで光アレルギー反応が生じ、強い発赤・水疱・色素沈着を起こす。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: ケトプロフェン貼付薬使用中および使用後数週間は、患部を衣服・サポーター等で覆い直射日光を遮光しなければならない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「光線過敏症は外用薬の貼付を剥がした直後であれば、直射日光に当たっても発症しない(誤:剥がした後も数週間は遮光が必要)」。

No.32消化性潰瘍(胃潰瘍・十二指腸潰瘍)

第2章 人体の働き・副作用 / 消化器副作用

【概要・定義】 NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)がシクロオキシゲナーゼ(COX-1)を阻害し、胃粘膜保護作用を持つプロスタグランジン(PGI2/PGE2)の生合成を低下させることで胃粘膜障害・潰瘍を生じる。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 胃部不快感、心窩部痛、吐血、黒色便(タール便)。空腹時服用の回避、胃粘膜保護薬の併用が有効。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「NSAIDsによる胃障害は、胃酸分泌を促進することだけが原因である(誤:胃粘膜保護プロスタグランジンの生成抑制が主要原因)」。

No.33薬物代謝酵素チトクロームP450(CYP)

第2章 人体の働き・副作用 / 薬物代謝

【概要・定義】 主に肝臓の小胞体に存在するヘムタンパク質酵素群で、脂溶性の高い医薬品を酸化・還元・加水分解して水溶性の高い代謝物に変換し排泄を促進する。CYP3A4、CYP2D6、CYP2C9等の分子種がある。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: CYPの活性には個人差(遺伝子多型)があり、薬の効きやすさや副作用リスクに差が出る。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「チトクロームP450は、水溶性薬物を脂溶性に変化させて体内に長期蓄積させる酵素である(誤:脂溶性を水溶性にして排泄を促進する)」。

No.34腎機能障害と薬物排泄

第2章 人体の働き・副作用 / 腎臓障害

【概要・定義】 医薬品成分やその代謝物の多くは腎臓から尿中へ排泄される。NSAIDs等は腎血流量を低下させて腎機能障害を悪化させることがある。腎障害時は血清クレアチニン値やBUN(尿素窒素)が上昇し、尿量減少や浮腫が現れる。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 腎不全患者では腎排泄型薬物の排泄が遅延し、血中濃度が上昇して中毒を起こしやすい。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「腎機能が著しく低下している患者では、薬物の排泄が早まるため通常より増量して服用する必要がある(誤:排泄が遅延するため減量や投与間隔延長が必要)」。

No.35肝機能障害の検査指標(AST/ALT/γ-GTP)

第2章 人体の働き・副作用 / 肝臓障害

【概要・定義】 肝細胞障害時に逸脱する酵素。AST(GOT)は心筋・骨格筋・肝臓等に存在、ALT(GPT)は主に肝細胞に特異的に存在。γ-GTPはアルコール性肝障害や胆道系障害で上昇。黄疸(ビリルビン上昇・皮膚や眼球結膜の黄染、褐色尿)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 全身倦怠感、食欲不振、黄疸、発熱などが初期症状。アセトアミノフェンの大量摂取による急性肝壊死が有名。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「ALT(GPT)は肝臓以外の骨や筋肉に特異的に多く存在する酵素である(誤:ALTは主に肝臓に特異的な酵素)」。

No.36排尿困難と前立腺肥大症

第2章 人体の働き・副作用 / 泌尿器副作用

【概要・定義】 抗コリン成分(ロートエキス、ブチルスコポラミン等)や抗ヒスタミン成分、プソイドエフェドリン等の交感神経刺激成分により、膀胱排尿筋の弛緩または膀胱括約筋の収縮が生じ、排尿困難や尿閉を引き起こす。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 前立腺肥大症の既往がある男性では症状が急速に悪化するため、服用前に必ず医師・専門家に相談が必要。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「抗コリン成分を含む胃腸薬は、排尿を促進するため前立腺肥大症の治療薬として適している(誤:排尿困難を悪化させるため禁忌)」。

No.37眼圧上昇と緑内障悪化

第2章 人体の働き・副作用 / 眼科副作用

【概要・定義】 抗コリン作用を持つ成分(散瞳作用)が瞳孔散大筋を刺激し、虹彩が周辺部に寄ることで前房隅角が狭窄し、房水の排出が阻害されて眼圧が急上昇する(急性緑内障発作)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 閉塞隅角緑内障の患者では激しい眼痛、頭痛、失明のリスクがあるため抗コリン薬は原則禁忌。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「抗コリン作用を持つ医薬品は、瞳孔を縮小(縮瞳)させて房水の排出を促進する(誤:散瞳させて隅角を狭め眼圧を上昇させる)」。

No.38ライ症候群とアスピリン

第2章 人体の働き・副作用 / 小児禁忌

【概要・定義】 インフルエンザや水痘(水ぼうそう)等のウイルス性疾患に罹患している15歳未満の小児にアスピリン等のサリチル酸系製剤を投与した際、急性脳症と肝臓の脂肪変性を引き起こし高死亡率を示す疾患。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 15歳未満の小児のかぜや発熱に対してアスピリン、サザピリン、エテンザミドは禁忌(アセトアミノフェンが第一選択)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「インフルエンザにかかった10歳の小児の発熱に対してアスピリン製剤を服用させた(誤:ライ症候群のリスクがあり15歳未満禁忌)」。

No.39依存性と習慣性(乱用防止)

第2章 人体の働き・副作用 / 精神依存

【概要・定義】 ジヒドロコデインリン酸塩、コデインリン酸塩、エフェドリン、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリン、ブロモバレリル尿素などの成分は、連用により精神的・身体的依存(薬物乱用)を形成しやすい。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 濫用等のおそれのある医薬品として厚生労働大臣が指定しており、原則1人1包装の販売、氏名・購入理由の確認が義務づけられる。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「一般用のかぜ薬や咳止めシロップに含まれる成分に依存性や乱用のおそれのあるものはない(誤:コデインやエフェドリン等に依存性あり)」。

No.40腸閉塞様症状(イレウス様症状)

第2章 人体の働き・副作用 / 消化器副作用

【概要・定義】 抗コリン成分や止瀉薬(ロペラミド塩酸塩等)の強力な腸管運動抑制作用により、腸内容物が肛門側へ輸送されず腸管が麻痺・拡張し、激しい腹痛、腹部膨満感、嘔気、便秘を呈する状態。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 下痢が感染性(食中毒・O-157等)である場合に強力な止瀉薬を使用すると、毒素が腸内に停滞して症状を悪化させる。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「発熱や血便を伴う食中毒による激しい下痢に対して、ロペラミド塩酸塩を積極的に服用させる(誤:病原菌・毒素の排出を妨げるため禁忌)」。

No.41アスピリン(アセチルサリチル酸)

第3章 主な医薬品 / 解熱鎮痛成分

【概要・定義】 サリチル酸系解熱鎮痛成分。プロスタグランジン産生を阻害し抗炎症・鎮痛・解熱作用を示す。低用量で血小板凝集抑制作用(抗血栓薬)も持つ。胃腸障害、アスピリン喘息、15歳未満のライ症候群禁忌。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 出産予定日12週以内の妊婦には投与禁忌(胎児動脈管収縮、分娩時出血増加の危険)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「出産予定日10週前の妊婦に対して、頭痛の緩和目的でアスピリンを販売した(誤:出産予定日12週以内の妊婦は服用禁忌)」。

No.42アセトアミノフェン

第3章 主な医薬品 / 解熱鎮痛成分

【概要・定義】 中枢性の解熱鎮痛成分(視床下部の体温調節中枢や痛覚閾値を上昇)。末梢の抗炎症作用は極めて弱い。胃粘膜刺激が少なく、15歳未満の小児や妊婦にも比較的安全に使用できる。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 肝毒性に注意(大量服用で急性重篤な肝壊死)。アルコール多飲者では肝障害リスクが増大。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「アセトアミノフェンは末梢の強い抗炎症作用により関節炎の腫れを強力に引かせる(誤:抗炎症作用は極めて弱い)」。

No.43イブプロフェン

第3章 主な医薬品 / 解熱鎮痛成分

【概要・定義】 プロピオン酸系解熱鎮痛消炎成分。末梢での抗炎症・鎮痛作用が強く、咽頭痛、頭痛、月経痛によく用いられる。15歳未満の小児は服用不可。胃腸障害、アスピリン喘息、無菌性髄膜炎に注意。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 胃粘膜障害を軽減するため、空腹時を避けて服用する。出産予定日12週以内の妊婦は禁忌。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「イブプロフェンは12歳の小児の解熱薬として広く配合されている(誤:15歳未満は服用禁忌)」。

No.44ロキソプロフェンナトリウム水和物

第3章 主な医薬品 / 第1類医薬品

【概要・定義】 プロドラッグ型の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)。消化管通過後に肝臓で活性代謝物(trans-OH体)に変換されて抗炎症・鎮痛作用を発揮するため、胃腸障害が比較的少ない。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 第1類医薬品(薬剤師の対面販売)。15歳未満の小児、出産予定日12週以内の妊婦、消化性潰瘍患者は禁忌。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「ロキソプロフェンナトリウムは消化管内で直接活性を示し、胃粘膜で強い抗炎症作用を発揮する(誤:プロドラッグであり肝代謝後に活性を示す)」。

No.45ジヒドロコデインリン酸塩

第3章 主な医薬品 / 鎮咳成分

【概要・定義】 麻薬性中枢性鎮咳成分。延髄の咳中枢を抑制し、乾性咳嗽を強力に鎮める。副作用:眠気、便秘、依存性、呼吸抑制。12歳未満の小児への使用は原則禁忌(呼吸抑制リスク)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 便秘の副作用(腸管運動抑制)と依存性がある点が出題される。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「ジヒドロコデインリン酸塩は下痢の副作用を起こしやすいため止瀉薬と併用してはならない(誤:便秘を起こしやすい)」。

No.46デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物

第3章 主な医薬品 / 鎮咳成分

【概要・定義】 非麻薬性中枢性鎮咳成分。延髄の咳中枢を直接抑制するが、コデイン類と異なり麻薬性依存性や便秘の副作用が少ない。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 咳中枢抑制作用のみで、気管支平滑筋拡張作用や去痰作用はない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「デキストロメトルファンは気管支を直接拡張させることで咳を鎮める(誤:延髄の咳中枢を抑制する)」。

No.47アンブロキソール塩酸塩・カルボシステイン

第3章 主な医薬品 / 去痰成分

【概要・定義】 カルボシステイン:粘液修復薬(ムコ蛋白の構成比を正常化し粘度低下、線毛細胞を修復)。アンブロキソール塩酸塩:肺サーファクタント(表面活性物質)分泌促進および線毛運動亢進、気道液分泌促進。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: ブロムヘキシン塩酸塩(分泌促進+線毛運動亢進)、グアイフェネシン(分泌促進)等の作用機序の違いを整理すること。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「カルボシステインは延髄の咳中枢を麻痺させて咳を止める成分である(誤:気道粘液を修復する去痰成分である)」。

No.48クロルフェニラミンマレイン酸塩

第3章 主な医薬品 / 抗ヒスタミン成分

【概要・定義】 第1世代抗ヒスタミン成分。ヒスタミンH1受容体を競合的に遮断し、くしゃみ、鼻汁過多、皮膚のそう痒を改善。血液脳関門を通過しやすいため「眠気」の中枢抑制副作用が強く、抗コリン作用も併せ持つ。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 服用後の自動車の運転・機械操作は禁止。緑内障、前立腺肥大のある人は注意。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「クロルフェニラミンマレイン酸塩を服用した後は、眠気を生じないため自動車の運転が可能である(誤:運転操作は禁止)」。

No.49プソイドエフェドリン塩酸塩

第3章 主な医薬品 / 鼻炎用点鼻・内服

【概要・定義】 交感神経刺激成分(α1受容体刺激)。鼻粘膜の微小血管を収縮させて充血・腫脹を抑え、鼻づまり(鼻閉)を改善する。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 副作用:血圧上昇、頻脈、不眠、排尿困難。高血圧、心臓病、甲状腺機能亢進症、糖尿病、前立腺肥大症の患者には慎重投与・禁忌。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「プソイドエフェドリン塩酸塩は血管を拡張させるため低血圧の治療薬として用いられる(誤:血管収縮作用により鼻閉を改善する)」。

No.50スクラルファート

第3章 主な医薬品 / 胃腸薬

【概要・定義】 アルミニウムを含む胃粘膜保護修復成分。酸性環境下でペプシンや胃酸と結合し、胃潰瘍・炎症部位のタンパク質と吸着して保護皮膜を形成する。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: アルミニウムを含むため、透析療法を受けている人は服用禁忌(アルミニウム脳症・骨症のリスク)。腎障害のある人も注意。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「透析療法を受けている患者であっても、スクラルファートを長期連用して問題ない(誤:透析患者はアルミニウム含有製剤禁忌)」。

No.51ロートエキス・ブチルスコポラミン

第3章 主な医薬品 / 胃腸鎮痛鎮痙薬

【概要・定義】 抗コリン成分。副交感神経のアセチルコリン作用を遮断し、消化管の過剰な痙攣・収縮を抑えて激しい腹痛・胃痛を鎮めるとともに、胃酸分泌を抑制する。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 副作用:散瞳・眼圧上昇(緑内障禁忌)、排尿困難(前立腺肥大禁忌)、口渇、便秘、心悸亢進。母乳が出にくくなる・乳児の脈が速くなる恐れがあり授乳婦は注意。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「ロートエキスは胃腸の蠕動運動を激しく促進して胃内容物の排出を早める(誤:蠕動運動を抑制して痙攣性疼痛を鎮める)」。

No.52センナ・ダイオウ・センノシド

第3章 主な医薬品 / 瀉下薬(便秘薬)

【概要・定義】 生薬由来の大腸刺激性瀉下成分。大腸内細菌により活性代謝物(レインアンスロン)に分解され、大腸粘膜を刺激して蠕動運動を促進する。センノシドはセンナから抽出された有効成分。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 連用により耐性が生じ便秘が悪化する。授乳婦では母乳に移行し乳児に下痢を起こす恐れ。妊婦は子宮収縮誘発リスクのため避ける。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「センノシドは腸管内で水分を吸収して膨張し、機械的に便容積を増やす非刺激性便秘薬である(誤:大腸粘膜を刺激する刺激性瀉下薬)」。

No.53酸化マグネシウム

第3章 主な医薬品 / 瀉下薬(便秘薬)

【概要・定義】 塩類下剤(浸透圧性瀉下成分)。腸管内で難吸収性の塩となり、浸透圧によって腸管内に水分を引き寄せて便を軟化・増大させ排便を促す。習慣性がつきにくい。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 高齢者や腎機能低下者で長期連用すると「高マグネシウム血症(意識障害・徐脈・呼吸抑制等)」を起こす危険がある。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「酸化マグネシウムは腸管粘膜を直接激しく刺激して排便反射を起こす(誤:浸透圧作用で便を軟化させる)」。

No.54ロペラミド塩酸塩

第3章 主な医薬品 / 止瀉薬(下痢止め)

【概要・定義】 オピオイド受容体に作用する強力な腸管運動抑制成分。腸管壁のアセチルコリン遊離を抑え、腸管の蠕動運動を低下させるとともに水分分泌を抑制する。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 食中毒(発熱・血便・粘液便)時の使用は禁忌(毒素排出を妨げ重篤化)。中枢移行性が低いため通常用量で麻薬作用はないが、15歳未満は使用不可。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「細菌性食中毒による発熱と血便がある下痢に対して、ロペラミド塩酸塩を服用させた(誤:毒素排出を遅延させるため禁忌)」。

No.55ジフェンヒドラミン塩酸塩

第3章 主な医薬品 / 乗り物酔い・睡眠改善薬

【概要・定義】 第1世代抗ヒスタミン成分。末梢ではアレルギー症状を緩和。中枢ではヒスタミンによる覚醒作用を強力に抑制するため、一時的な不眠に対する「睡眠改善薬」や「乗り物酔い防止薬」として応用される。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 不眠症の治療薬ではない(一時的な不眠のみ)。15歳未満の小児、妊婦、緑内障、前立腺肥大症には禁忌。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「ジフェンヒドラミン塩酸塩配合の睡眠改善薬は、慢性的な不眠症の治療薬として連用が推奨される(誤:一時的な不眠にのみ用いる)」。

No.56スコポラミン臭化水素酸塩水和物

第3章 主な医薬品 / 乗り物酔い防止薬

【概要・定義】 抗コリン成分。中枢性および末梢性の抗コリン作用により、前庭神経や嘔吐中枢への異常な刺激伝達を強力に遮断し、乗り物酔い(動揺病)の吐き気・めまいを予防・改善する。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 乗り物に乗る「30分〜1時間前」に事前服用するのが効果的。抗コリン性の眠気、目のかすみ、口渇に注意。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「スコポラミン臭化水素酸塩は乗り物酔い発作が起きてからしか効果を発揮しない(誤:乗車前の事前予防に極めて有効)」。

No.57テトラヒドロゾリン塩酸塩

第3章 主な医薬品 / 眼科用薬

【概要・定義】 アドレナリン作動成分(α1受容体刺激)。結膜の微小血管を収縮させて結膜充血を素早く改善する(目の充血除去薬)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 連用するとリバウンド(二次充血・血管拡張)を起こしてかえって充血が悪化することがある。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「テトラヒドロゾリン塩酸塩は結膜血管を拡張させて血流を改善することで充血を取る(誤:血管を収縮させて充血を取る)」。

No.58ネオスチグミンメチル硫酸塩

第3章 主な医薬品 / 眼科用薬

【概要・定義】 コリンエステラーゼ阻害成分。アセチルコリンの分解を阻害し、毛様体筋のピント調節機能を改善して目の疲れ(眼精疲労)やかすみ目を緩和する。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 毛様体筋の収縮力を高めてピント調節をスムーズにする作用機序が出題される。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「ネオスチグミンメチル硫酸塩は網膜の視細胞を直接破壊してピントを固定する(誤:毛様体筋のピント調節機能を改善する)」。

No.59クロモグリク酸ナトリウム

第3章 主な医薬品 / アレルギー用薬

【概要・定義】 ケミカルメディエーター遊離抑制成分(抗アレルギー成分)。肥満細胞(マスト細胞)の細胞膜を安定化させ、ヒスタミンやロイコトリエン等のアレルギー原因物質の放出を未然に防ぐ。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: すでに放出されたヒスタミンには直接作用しないため、アレルギー症状が現れる前や初期から継続使用することが重要。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「クロモグリク酸ナトリウムはヒスタミンH1受容体を直接遮断して即効性を発揮する(誤:肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑制する)」。

No.60ヘプロニカート・ニコチン酸

第3章 主な医薬品 / 循環器官用薬

【概要・定義】 末梢血管拡張成分。末梢の微小血管を拡張して血流量を増加させ、手足の冷え、肩こり、血行不良を改善する。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 顔面紅潮、ほてり、皮膚の熱感などの副作用が出現することがある。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「ヘプロニカートは全身の血管を強力に収縮させて血圧を急激に上昇させる(誤:末梢血管を拡張して血流を改善する)」。

No.61葛根湯(かっこんとう)

第3章 主な医薬品 / 漢方処方製剤

【概要・定義】 構成生薬:葛根、麻黄、生姜、大棗、桂皮、芍薬、甘草。体力中等度以上の者のかぜの初期(悪寒、発熱、頭痛、首の後ろや肩のこわばりがあり、汗をかいていないもの)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 麻黄(エフェドリン含有による交感神経刺激・高血圧や心臓病に注意)と甘草(偽アルドステロン症注意)を含む。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「葛根湯は体力が著しく低下して多量の汗をかいている患者のかぜに適している(誤:体力中等度以上で汗をかいていない初期に適す)」。

No.62麻黄湯(まおうとう)

第3章 主な医薬品 / 漢方処方製剤

【概要・定義】 構成生薬:麻黄、桂皮、杏仁、甘草。体力充実して、かぜのひきはじめで寒気が強く、発熱、頭痛、関節痛があり、汗をかいていないもの(インフルエンザ初期等)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 麻黄の含有比率が高く、虚弱者、発汗過多の者、高齢者、高血圧・甲状腺疾患患者には不適。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「麻黄湯は胃腸虚弱で普段から汗をかきやすい人の慢性疲労に適している(誤:体力充実した急性発熱初期に用いる)」。

No.63小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

第3章 主な医薬品 / 漢方処方製剤

【概要・定義】 構成生薬:麻黄、芍薬、細辛、乾姜、甘草、桂皮、五味子、半夏。体力中等度またはやや虚弱な者で、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水、アレルギー性鼻炎、花粉症に広く用いられる。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 「水のようなサラサラした鼻水」が処方の決定打。麻黄・甘草を含む。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「小青竜湯は粘り気のある黄色い濃い鼻水が出る副鼻腔炎の特効薬である(誤:うすい水様の鼻水・痰に適する)」。

No.64麦門冬湯(ばくもんどうとう)

第3章 主な医薬品 / 漢方処方製剤

【概要・定義】 構成生薬:麦門冬、半夏、粳米、大棗、人参、甘草。体力中等度以下で、痰が切れにくく、ときに強く咳き込む乾いた咳、咽頭の乾燥感、気管支炎。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 潤す作用があるため、乾燥性の激しい咳(空咳)に適する。麻黄は含まない(甘草は含む)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「麦門冬湯には交感神経刺激作用を持つ麻黄が大量に含まれている(誤:麻黄は含まれない)」。

No.65半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

第3章 主な医薬品 / 漢方処方製剤

【概要・定義】 構成生薬:半夏、厚朴、茯苓、生姜、蘇葉。体力中等度で、気分がふさいで咽喉・食道部に異物感(のどのつかえ感)があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う不安神経症。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 気滞(気の滞り)を巡らせる代表方剤。甘草も麻黄も含まないため、副作用リスクが比較的低い。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「半夏厚朴湯は喉の乾燥と激しい発熱による痛みを鎮める(誤:喉の異物感や不安神経症に適する)」。

No.66芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

第3章 主な医薬品 / 漢方処方製剤

【概要・定義】 構成生薬:芍薬、甘草の2味のみ。体力に関わらず使用でき、筋肉の急激な痙攣を伴う痛み(こむら返り、有痛性筋痙攣、胃痙攣、腹痛)に頓服で速効性を示す。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 甘草の配合割合が非常に高いため、連用すると偽アルドステロン症やミオパチーを起こしやすい(原則として長期連用禁止)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「芍薬甘草湯は毎日欠かさず数ヶ月間予防的に連用することが推奨される(誤:甘草過剰となり長期連用は禁止)」。

No.67防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

第3章 主な医薬品 / 漢方処方製剤

【概要・定義】 構成生薬:18種類(防風、麻黄、大黄、芒硝等を含む)。体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな者の肥満症、高血圧随伴症状(動悸・肩こり・のぼせ)、むくみ、便秘。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 瀉下成分(大黄・芒硝)を含むため軟便・下痢の患者には禁忌。麻黄・甘草も含む。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「防風通聖散は胃腸が弱く痩せ型で下痢しやすい人の肥満症に適している(誤:体力充実して腹部脂肪・便秘傾向の者に適す)」。

No.68五苓散(ごれいさん)

第3章 主な医薬品 / 漢方処方製剤

【概要・定義】 構成生薬:猪苓、茯苓、白朮(または蒼朮)、沢瀉、桂皮。体力に関わらず使用でき、口渇があり尿量が減少する者の浮腫(むくみ)、二日酔、頭痛、急性胃腸炎、暑気あたり。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 水毒(体内の水分代謝の乱れ)を調整する代表的利水剤。甘草・麻黄を含まない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「五苓散は尿量が非常に多く口が全く乾かない頻尿の患者に適している(誤:口渇と尿量減少がある水分代謝異常に適す)」。

No.69消毒用エタノール vs 次亜塩素酸ナトリウム

第3章 主な医薬品 / 消毒薬

【概要・定義】 消毒用エタノール(約70〜80%):細菌・一般ウイルス・結核菌に有効だが、ノロウイルスや細菌芽胞には無効。次亜塩素酸ナトリウム:強力な酸化作用によりノロウイルスや細菌芽胞を含む広範な病原体に有効だが、金属腐食性・皮膚刺激性が強いため生体手指には使えない(物品用)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: ノロウイルスに対する消毒薬の使い分け(エタノール不可、次亜塩素酸ナトリウム可)が超頻出。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「手指のノロウイルス消毒には、高濃度の次亜塩素酸ナトリウム原液を直接擦り込む(誤:皮膚刺激性が強く手指には使用不可)」。

No.70ベンザルコニウム塩化物(逆性石けん)

第3章 主な医薬品 / 消毒薬

【概要・定義】 陽イオン界面活性剤。普通石けん(陰イオン界面活性剤)と混ざると互いに結合して沈殿を生じ、殺菌力が著しく低下・失活する。一般細菌には有効だが、結核菌、真菌、一部のウイルスには効果が劣る。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 手洗い後に逆性石けんを使う場合は、普通の石けんを十分に流水で洗い流してから使用しなければならない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「ベンザルコニウム塩化物は、普通の石けんと混ぜて使用すると殺菌力が増強される(誤:互いに打ち消し合い失活する)」。

No.71医薬品の定義(薬機法第2条第1項)

第4章 薬事関係法規 / 医薬品の定義

【概要・定義】 ①日本薬局方に収められているもの、②人または動物の疾病の診断、治療または予防に使用されることが目的とされている物であって機械器具等でないもの、③人または動物の身体の構造または機能に影響を及ぼすことが目的とされている物であって機械器具等でないもの。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 体外診断用医薬品は「診断目的」だが機械器具ではないため医薬品に該当する。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「人の身体の構造に影響を及ぼす目的の物であれば、機械器具であってもすべて医薬品に分類される(誤:機械器具等は医療機器等に分類)」。

No.72要指導医薬品と一般用医薬品の区分

第4章 薬事関係法規 / 医薬品区分

【概要・定義】 要指導医薬品:劇薬、毒薬、スイッチOTC直後等の医薬品。薬剤師が対面で書面を用いて情報提供および指導を行わなければならない(ネット販売・郵送販売不可)。一般用医薬品:第1類(薬剤師対面・ネット可)、第2類・指定第2類、第3類(登録販売者も販売可)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 要指導医薬品は登録販売者は販売できない(薬剤師のみ)。インターネット販売も法律で禁止されている。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「登録販売者は、要指導医薬品を購入者に書面で説明した上で販売することができる(誤:要指導医薬品は薬剤師のみ販売可)」。

No.73一般用医薬品のリスク区分(第1類・第2類・第3類)

第4章 薬事関係法規 / リスク区分

【概要・定義】 第1類医薬品:日常生活に支障を来す重篤な副作用等を生じるおそれがあるもの(薬剤師のみ販売、書面情報提供義務)。第2類医薬品:健康被害が生じるおそれがあるもの(努力義務)。指定第2類医薬品:第2類のうち特に注意を要するもの(禁忌の確認・情報提供の陳列規制)。第3類医薬品:日常生活に支障はないが軽度の不調を生じるもの。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 指定第2類医薬品は、情報提供を行う設備(専門家カウンター)から「7m以内」に陳列するか、鍵のかかる陳列設備に収めなければならない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「第2類医薬品の販売時における購入者への情報提供は、法律上の義務(必須)である(誤:努力義務である。義務なのは第1類)」。

No.74医薬部外品と化粧品の定義

第4章 薬事関係法規 / 医薬部外品・化粧品

【概要・定義】 医薬部外品:人体に対する作用が緩和な物で、吐き気その他の不快感・口臭・体臭防止、あせも・ただれ等の予防、育毛、除毛、衛生害虫の防除等。化粧品:人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、皮膚・毛髪を健やかに保つ目的。効能効果の表現範囲が厳格に限定される。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 化粧品に「肌のシワを完全に消去する」「病気を予防する」等の医薬品的な効能効果を表示することは薬機法違反。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「薬用化粧品は医薬部外品ではなく、通常の化粧品と同じ区分である(誤:薬用化粧品は医薬部外品に分類される)」。

No.75店舗販売業の許可基準

第4章 薬事関係法規 / 許可制度

【概要・定義】 店舗ごとにその店舗の所在地の「都道府県知事(保健所設置市・特別区は市長・区長)」の許可を受けなければならない(許可の有効期間は6年間)。構造設備基準や管理者の配置が要件。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 厚生労働大臣の許可ではない点が出題される(卸売や配置販売も同様に知事許可)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「一般用医薬品を販売する店舗販売業を開設しようとする者は、厚生労働大臣の許可を受けなければならない(誤:都道府県知事等の許可)」。

No.76店舗管理者になれる要件(登録販売者の実務経験)

第4章 薬事関係法規 / 専門家要件

【概要・定義】 登録販売者が店舗管理者(第2類・第3類販売店舗)になるための要件:過去5年間のうち、従事期間が通算して「2年以上(合計1,920時間以上)」の実務経験(従事登録後の研修受講修了要件等)。要件を満たさない登録販売者は「研修中」表示となり、単独管理者にはなれない。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 薬剤師不在の店舗では第1類医薬品を取り扱う店舗の管理者にはなれない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「試験に合格したばかりの実務経験のない登録販売者であっても、直ちに第2類医薬品店舗の店舗管理者になれる(誤:所定の実務経験が必要)」。

No.77特定販売(インターネット販売等の規制)

第4章 薬事関係法規 / 特定販売

【概要・定義】 店舗販売業または配置販売業の許可を受けた店舗に基づき、店舗以外の場所にいる購入者に対して一般用医薬品(第1類・第2類・第3類)を電話やインターネット等で販売すること。要指導医薬品は特定販売不可。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 販売サイト上には、店舗の名称、許可番号、専門家の氏名・写真、勤務シフト、使用期限の表示等が義務づけられる。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「薬局・店舗の実店舗を持たず、インターネット専業の倉庫のみを開設して一般用医薬品の特定販売を行うことができる(誤:実店舗の許可が必要)」。

No.78医薬品の陳列方法(区分陳列のルール)

第4章 薬事関係法規 / 陳列ルール

【概要・定義】 要指導医薬品陳列区画、第1類医薬品陳列区画、第2類医薬品陳列区画、第3類医薬品陳列区画を明確に区分して陳列しなければならない。第1類医薬品は購入者が直接手の届かない場所(カウンター奥や鍵付きケース等)に陳列する。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 指定第2類医薬品は専門家カウンターから7m以内に陳列する(または鍵付き棚等)。医薬品と食品・雑貨等も混在陳列禁止。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「購入者が自由に手に取ってレジに持ってこられるよう、第1類医薬品を店頭のオープン棚に平積み陳列した(誤:直接手の届かない場所に陳列義務)」。

No.79医薬品の広告規制(薬機法第66条・68条)

第4章 薬事関係法規 / 広告規制

【概要・定義】 第66条:何人も、医薬品の名称、製造方法、効能効果、性能について明示的・暗黙的を問わず虚偽・誇大な記事を広告・記述・流布してはならない。第68条:承認前の医薬品の名称、製造方法、効能効果についての広告は全面的に禁止。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 規制の対象は医薬品関係者に限らず「何人も(一般人、インフルエンサー含むすべての人)」である。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「医師や薬剤師以外の一般個人がSNSで未承認医薬品の効果を宣伝・広告することは、薬機法違反とはならない(誤:何人も対象であり違反となる)」。

No.80濫用等のおそれのある医薬品の販売ルール

第4章 薬事関係法規 / 適正販売

【概要・定義】 指定成分(エフェドリン、コデイン、ジヒドロコデイン、ブロモバレリル尿素、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリン)。原則として「1人1包装」の販売。若年者・小児の場合は氏名・年齢・購入理由を確認し、頻回購入の有無を確認する責務がある。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: まとめ買いや頻回購入の疑いがある場合は、販売を断らなければならない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「濫用等のおそれのある医薬品であっても、購入者が代金を前払いすれば数量無制限で販売してよい(誤:原則1人1個、適正使用を確認する義務)」。

No.81医薬品の直接の容器等の法定記載事項

第4章 薬事関係法規 / 表示規制

【概要・定義】 製造販売業者の氏名・名称及び住所、名称(販売名)、製造番号(ロット番号)、重量・容量・個数等の分量、有効成分の名称及び分量、使用期限、指定第2類医薬品の「2」の枠囲み表示、「要指導医薬品」「第1類医薬品」等の文字。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 「価格(定価)」や「特許番号」は法定の必須記載事項ではない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「医薬品の直接の容器には、小売価格(定価)を必ず記載しなければならない(誤:価格は法定記載事項ではない)」。

No.82配置販売業の特殊性(先用後利)

第4章 薬事関係法規 / 販売形態

【概要・定義】 医薬品をあらかじめ購入者の家庭や事業所に配置し、後日訪問して使用した分だけの代金を精算する販売形態(置き薬)。都道府県知事の許可が必要。品目制限があり、分割販売(量り売り)や第1類医薬品の配置販売は禁止されている。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 配置販売業者は医薬品を開封して小分け(分割販売)することはできない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「配置販売業者は、訪問先で購入者の要望に応じて箱からアンプルを1本だけ取り出し分割販売した(誤:配置販売での分割販売は禁止)」。

No.83卸売販売業の規制

第4章 薬事関係法規 / 流通規制

【概要・定義】 医薬品を薬局、他の医薬品販売業者、病院、診療所等に販売または授与する業態。一般の消費者(生活者)に対して直接医薬品を小売りすることは法律上禁止されている。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 卸売販売業の営業所管理者は原則として「薬剤師」でなければならない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「卸売販売業者は、近隣住民から求められた場合、医療用医薬品を直接個人に小売りすることができる(誤:一般消費者への小売りは禁止)」。

No.84薬事監視員と立入検査

第4章 薬事関係法規 / 行政監視

【概要・定義】 厚生労働大臣や都道府県知事等の命を受け、薬局、店舗、工場等に立ち入り、構造設備、帳簿書類、医薬品の管理状態を検査し、関係者に質問し、試験に必要な最少分量の医薬品を無償で収去(サンプリング)できる行政職員。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 正当な理由なく薬事監視員の立入検査を拒否・妨害・忌避した者は、罰則が科される。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「薬事監視員が試験のために医薬品を収去する場合、その代価を店舗に支払わなければならない(誤:無償で収去できる)」。

No.85業務停止命令と許可の取消し

第4章 薬事関係法規 / 行政処分

【概要・定義】 都道府県知事は、薬局開設者や医薬品販売業者が薬機法等の規定に違反したとき、または管理者が職務違反をしたときは、その許可を取り消し、または期間を定めて業務の全部もしくは一部の停止を命ずることができる。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 業務停止の最長期間は「期間を定めて」行われる(通常は数日〜数ヶ月)。改善がみられない場合は許可取消処分となる。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「重大な薬機法違反があった場合でも、行政庁は業務停止命令を出すことはできず、刑事告発のみを行う(誤:業務停止や許可取消の行政処分を行う)」。

No.86添付文書の構成と「してはいけないこと」

第5章 適正使用・安全対策 / 添付文書

【概要・定義】 添付文書の最上部に記載される最も重要な安全性情報。重篤な副作用や事故を未然に防ぐため、守らないと症状が悪化したり副作用が生じやすくなる事項(禁忌事項)。「次の人は服用しないでください」「本剤を服用している間は次の医薬品を使用しないでください」「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください」等。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 「してはいけないこと」の記載事項を無視して服用したことで健康被害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の不支給対象となる恐れがある。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「添付文書の『してはいけないこと』に該当する状態であっても、症状が軽微であれば自己判断で服用してよい(誤:いかなる場合も服用禁止)」。

No.87添付文書の「相談すること」

第5章 適正使用・安全対策 / 添付文書

【概要・定義】 病気で治療中の人、高齢者、妊婦、薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人、特定の診断を受けた人(心臓病、緑内障、糖尿病等)など、服用前に医師・薬剤師・登録販売者に相談すべき対象者および症状を記載。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 服用後に現れた皮膚の発疹、発赤、吐き気などの初期副作用症状も「相談すること」として明記されている。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「添付文書の『相談すること』に記載された基礎疾患を持つ人は、絶対にその医薬品を服用してはならない(誤:医師等に相談の上で適否を判断する)」。

No.88医薬品医療機器等安全性情報報告制度

第5章 適正使用・安全対策 / 副作用報告

【概要・定義】 医薬品等の使用による副作用、感染症等の発生を知った際、保健衛生上の危害の発生・拡大を防止するため、薬局開設者、医療関係者、登録販売者が厚生労働大臣(PMDA)に報告する法定制度(薬機法第68条の10第2項)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 登録販売者にも報告義務がある点、報告期限は「知った日から30日以内」に行うことが基本とされている点が出題される。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「登録販売者は医師や薬剤師ではないため、重大な副作用を知った場合でも国へ報告する義務はない(誤:登録販売者も報告義務がある)」。

No.89企業からの副作用報告(製造販売業者の義務)

第5章 適正使用・安全対策 / 企業報告

【概要・定義】 医薬品の製造販売業者が、自社製品の副作用や感染症の発生、未知の重篤な副作用、外国での回収措置等を知った場合に厚生労働大臣に報告する義務。未知の重篤な副作用は「15日以内」、既知の重篤な副作用は「30日以内」に報告。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 緊急性の高い情報(15日報告)と定期・一般報告(30日報告)の期限の違いが問われる。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「製造販売業者は、自社医薬品による未知の重篤な副作用を把握した場合、3ヶ月以内に報告すればよい(誤:15日以内に報告義務)」。

No.90医薬品副作用被害救済制度の概要と給付窓口

第5章 適正使用・安全対策 / 救済制度

【概要・定義】 医薬品を適正に使用したにもかかわらず発生した重篤な健康被害(入院を必要とする程度の疾病、日常生活が著しく制限される障害、死亡)に対し、医療費・医療手当・障害年金・遺族年金等を給付する公的制度。運営主体は「独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)」。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 費用の財源は、製薬企業から納付される拠出金(割増拠出金含む)と国の補助金によって賄われている。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「医薬品副作用被害救済制度の請求窓口は、各都道府県の保健福祉課である(誤:PMDA=医薬品医療機器総合機構)」。

No.91救済制度の給付種類と対象外医薬品

第5章 適正使用・安全対策 / 救済制度

【概要・定義】 給付種類:医療費、医療手当、障害年金、障害児養育年金、遺族年金、遺族一時金、葬祭料。給付の対象外となる医薬品:抗がん剤(抗悪性腫瘍薬)、免疫抑制薬等の厚生労働大臣が指定する医薬品、および適正な目的・用法用量で使用されなかった場合。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 要指導医薬品や一般用医薬品も適正使用であれば救済対象となる。医療費の請求権の消滅時効は「2年間(医療費の支給対象となる医療を受けた日の翌日から)」。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「一般用医薬品の副作用による健康被害は、救済制度の給付対象から除外されている(誤:適正使用であれば一般用医薬品も対象)」。

No.92生物由来製品感染等被害救済制度

第5章 適正使用・安全対策 / 救済制度

【概要・定義】 人その他の生物に由来する製品(血液製剤等)を適正に使用したにもかかわらず、その製品を介して感染症に罹患し重篤な健康被害を受けた人を迅速に救済する制度。PMDAが運営。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 副作用被害救済制度と同様の給付体系(医療費・障害年金等)が整備されている。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「生物由来製品による感染被害は、通常の副作用被害救済制度と全く同一の枠組みで審査・給付される(誤:独立した感染等被害救済制度が設けられている)」。

No.93医薬品PL法(製造物責任法)と過失責任

第5章 適正使用・安全対策 / 法的責任

【概要・定義】 医薬品に欠陥(設計上の欠陥・指示警告上の欠陥など)があり、それによって人の生命、身体または財産に損害が生じた場合、製造業者は故意・過失の有無にかかわらず無過失責任を負う。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 添付文書に必要な警告が欠落していた場合は「指示警告上の欠陥」としてPL法の対象となり得る。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「製造物責任法(PL法)に基づく損害賠償を請求するためには、被害者が製薬企業の過失を立証しなければならない(誤:過失の立証は不要で欠陥と損害を立証する)」。

No.94使用上の注意の「運転操作禁止成分」

第5章 適正使用・安全対策 / 安全対策

【概要・定義】 服用後、乗物または機械類の運転操作をしてはならない成分:抗ヒスタミン成分、抗コリン成分、ジフェニドール、ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素、鎮咳成分(コデイン類)、ピペリダレート等。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 「運転操作を避けることが望ましい」ではなく「運転操作をしてはならない(絶対禁止)」である点が出題される。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「抗ヒスタミン成分を含むかぜ薬を服用した場合、眠気を感じなければ高速道路の運転をしても問題ない(誤:眠気の自覚に関わらず運転禁止)」。

No.95アスピリン喘息患者の禁忌薬

第5章 適正使用・安全対策 / 安全対策

【概要・定義】 アスピリンだけでなく、イブプロフェン、ロキソプロフェン、ジクロフェナク、メフェナム酸等の「すべての非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」が交差反応を起こし、重篤な気管支痙攣・喘息発作を誘発するため禁忌。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 外用消炎鎮痛薬(湿布・テープ剤・塗り薬)であってもNSAIDsを含むものはアスピリン喘息患者には禁忌。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「アスピリン喘息の既往がある患者に、アスピリンではないためロキソプロフェン湿布薬を販売した(誤:外用薬であってもNSAIDsは全般禁忌)」。

No.96授乳婦の「服用しないか、授乳を避ける」成分

第5章 適正使用・安全対策 / 安全対策

【概要・定義】 母乳中に移行して乳児に悪影響を及ぼす恐れがある成分:ロートエキス(乳児の頻脈等)、センノシド・ダイオウ(乳児の下痢)、ジプロフィリン(乳児の興奮)、鎮咳成分等。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 服用後、一定時間(薬物が母乳中から減少するまで)人工乳に切り替えるなどの指導が必要。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「ロートエキス配合の胃腸薬を服用した授乳婦は、直後に母乳を与えても乳児への影響はない(誤:乳児の頻脈の恐れがあり授乳を避ける)」。

No.97「ダメ。ゼッタイ。」普及運動と啓発活動

第5章 適正使用・安全対策 / 適正使用啓発

【概要・定義】 国連総会決議に基づく国際的な薬物乱用防止キャンペーン。毎年6月20日〜7月19日に実施される「620ヤング街頭キャンペーン」やヤングリーダーによる街頭募金活動。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 「薬と健康の週間」(毎年10月17日〜23日):医薬品の正しい知識と専門家の役割を国民に広く啓発する週間。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「『薬と健康の週間』は、毎年春の花粉症シーズンである3月に実施される(誤:毎年10月17日〜23日)」。

No.98保管及び取扱い上の注意(誤飲事故防止)

第5章 適正使用・安全対策 / 家庭内管理

【概要・定義】 小児の手の届かない場所に保管すること(誤飲事故防止)。誤飲事故の多くは家庭内の手の届く場所に放置された医薬品で発生する。容器を移し替えて保管しないこと(誤用の原因、品質変化)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 誤飲が発生した場合は、何を、どれだけ、いつ飲んだかを確認し、直ちに中毒110番や医療機関に連絡する。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「家庭内で保管する際、携帯に便利なように別の小さな容器に錠剤を移し替えておくことが推奨される(誤:誤用や変質の原因となるため移し替え禁止)」。

No.99独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の業務

第5章 適正使用・安全対策 / 公的機関

【概要・定義】 ①健康被害救済業務(副作用被害救済・感染被害救済)、②審査業務(医薬品・医療機器等の治験指導・承認審査)、③安全対策業務(市販後安全情報の収集・分析・提供)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 救済業務、審査業務、安全対策業務の「3つの柱(セーフティトライアングル)」を一体的に行う公的機関。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「PMDAの主な業務は、薬局やドラッグストアの許認可権限の行使である(誤:許認可権限は都道府県知事等が行う。PMDAは救済・審査・安全対策)」。

No.100登録販売者の生涯学習・外部研修の責務

第5章 適正使用・安全対策 / 専門資質向上

【概要・定義】 一般用医薬品の販売に従事する登録販売者は、資質の向上のため、厚生労働省ガイドラインに基づき毎年度「外部研修(年間12時間以上)」を定期的に受講しなければならない。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 店舗管理者は、登録販売者に外部研修を受講させるための必要な機会・環境を確保するよう努めなければならない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「登録販売者は試験合格後に資格登録を済ませれば、その後の外部研修を受講する義務や努力義務は一切ない(誤:毎年度継続的な研修受講が求められる)」。

3. 【超頻出】絶対暗記!重要成分・漢方・禁忌・年齢制限即答チートシート

① 年齢・妊婦別の「服用禁止(禁忌)」成分一覧

対象者 服用してはならない成分(禁忌) 禁忌となる医学的理由
15歳未満の小児 アスピリン(サリチル酸系)、イブプロフェン、ロキソプロフェン、ロペラミド塩酸塩 アスピリン等はライ症候群の発症リスク。ロペラミドは中枢神経障害・麻痺性イレウスリスク。
12歳未満の小児 ジヒドロコデインリン酸塩、コデインリン酸塩(麻薬性鎮咳成分) 小児において重篤な呼吸抑制のリスクがあるため(手引き改訂の重要ポイント)。
出産予定日12週以内の妊婦 アスピリン、イブプロフェン、ロキソプロフェン等のNSAIDs全般 胎児動脈管の早期収縮、分娩遅延、分娩時出血増加の危険。
授乳婦 ロートエキス(乳児頻脈)、ダイオウ・センナ(乳児下痢)、ジプロフィリン 母乳中に移行し、乳児に健康被害を及ぼす恐れがあるため。

② 基礎疾患・症状別の「服用してはならない」成分即答シート

  • 緑内障: 抗コリン成分(ロートエキス、ブチルスコポラミン)、抗ヒスタミン成分、ピペリダレート(散瞳により眼圧が急上昇し失明リスク)。
  • 前立腺肥大による排尿困難: 抗コリン成分、プソイドエフェドリン等の交感神経刺激成分(尿閉を誘発)。
  • 透析療法中: スクラルファート、合成ケイ酸アルミニウム、水酸化アルミニウムゲル(アルミニウム脳症・骨症のリスク)。
  • 胃・十二指腸潰瘍: アスピリン、イブプロフェン、ロキソプロフェン等のNSAIDs全般(胃粘膜保護プロスタグランジンを阻害し潰瘍悪化)。
  • アスピリン喘息: アスピリンだけでなく、イブプロフェン・ロキソプロフェン等の外用貼付薬を含むすべてのNSAIDsが禁忌。
  • 運転操作をしてはならない成分: 抗ヒスタミン成分(クロルフェニラミン等)、抗コリン成分、ジフェニドール、鎮咳成分(コデイン類)、鎮静成分(ブロモバレリル尿素等)。

③ 超頻出漢方処方の「体力・証」と注意成分早見表

漢方処方名 体力(証) 主な適応症状・キーワード 麻黄(交感刺激) 甘草(偽アルド)
葛根湯 中等度以上 かぜの初期、肩こり、無汗 有 有
麻黄湯 充実 悪寒・高熱・関節痛、インフル初期 有(高濃度) 有
小青竜湯 中等度〜虚弱 うすい水様の鼻水・痰、花粉症 有 有
麦門冬湯 中等度以下 痰が切れにくい激しい乾性咳嗽(空咳) 無 有
半夏厚朴湯 中等度 のどのつかえ感(異物感)、不安神経症 無 無
芍薬甘草湯 体力に関わらず 急激な筋肉の痙攣・こむら返り(頓服) 無 有(高濃度)
五苓散 体力に関わらず 口渇・尿量減少、むくみ、二日酔い 無 無

④ 薬機法・適正使用の「重要日数・年数」まとめ

  • 店舗販売業の許可の有効期間: 6年間(都道府県知事許可)。
  • 管理者要件(登録販売者): 過去5年間のうち通算2年以上(1,920時間以上)の実務経験。
  • 指定第2類医薬品の陳列: 情報提供を行う設備から7m以内(または鍵付き設備)。
  • 製造販売業者の副作用報告: 未知の重篤な副作用は15日以内、既知の重篤な副作用等は30日以内に厚労大臣へ報告。
  • 医薬品医療機器等安全性情報報告: 登録販売者が報告を行う目安は知った日から30日以内。
  • 医薬品副作用被害救済制度の医療費請求期限: 支給対象となる医療を受けた日の翌日から2年以内(消滅時効)。

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モサツモ
この記事を書いた人 / サイト運営者
モサツモ(スキマ資格ガイド 📘)
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