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2026年最新試験対応・足切り完全回避・一発合格
📌 記事の要約・学習ポイント

第一種衛生管理者試験を最短期間で確実に一発合格するための決定版学習バイブル。合否を分ける有害業務(関係法令・労働衛生)から労働生理・一般衛生・労働基準法まで、過去問で繰り返し出題される最重要頻出用語100選を完全網羅。事業場規模別選任基準や法定保存年数などの重要数字チートシートと、直結する無料演習アプリを収録しています。

1. 第一種衛生管理者の試験構造と合格戦略

第一種衛生管理者試験は、5科目・全44問・400点満点で実施されます。合格基準は「各科目40%以上(足切り回避)」かつ「全科目合計60%(240点以上)」です。

試験科目 問数 配点 足切り点(40%) 目標得点
① 関係法令(有害業務) 10問 100点 40点 70〜80点
② 労働衛生(有害業務) 10問 100点 40点 70〜80点
③ 関係法令(有害以外) 7問 70点 28点 50〜60点
④ 労働衛生(有害以外) 7問 70点 28点 50〜60点
⑤ 労働生理 10問 60点 24点 45〜50点
合計 44問 400点 – 280〜330点(合格ライン240点)

第一種で最も多くの受験生が涙をのむのは、「有害業務2科目(関係法令・労働衛生)の足切り」です。第二種にはない有機溶剤・特定化学物質・有害金属・放射線・温熱環境などの専門知識が200点(全体の半分)を占めるため、ここを過去問と用語カードで盤石にすることが最大の合格戦略です。

2. 合否を分ける最重要頻出用語100選

過去10回分の公表試験問題を徹底分析し、出題頻度が高くひっかけの多い100語を厳選。定義・ひっかけ防止・具体例の3層構造で整理しました。

No.01総括安全衛生管理者

関係法令(有害) / 管理体制

【概要・定義】 事業場における安全衛生管理を統括する最高責任者(工場長・事業場長等)。林業・鉱業・建設業・運送業・清掃業は常時100人以上、製造業等は常時300人以上、その他の業種は常時1000人以上の事業場で選任義務がある。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 選任事由が発生した日から14日以内に選任し、遅滞なく所轄労働基準監督署長に報告しなければならない(資格要件は不要で統括責任者が就く)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「常時300人の化学工場では総括安全衛生管理者の選任が必要である(正)」。

No.02第一種衛生管理者

関係法令(有害) / 衛生管理者

【概要・定義】 常時50人以上の全業種で選任可能な衛生管理の専門資格者。有害業務(農林畜水産業、鉱業、建設業、製造業、電気・ガス・熱供給・水道業、運送業、清掃業等)では第二種ではなく第一種衛生管理者(または衛生工学)が必要。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 選任人数:50〜200人(1人)、201〜500人(2人)、501〜1000人(3人)、1001〜2000人(4人)、2001〜3000人(5人)、3001人超(6人)。1000人超または有害業務500人超で専任(他業務兼務不可)が1人以上必要。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「常時600人の製造業で、有害業務に30人の場合、専任の衛生管理者は不要だが、選任人数は3人以上必要である(正)」。

No.03衛生工学衛生管理者

関係法令(有害) / 衛生管理者

【概要・定義】 有害業務のうち、粉じん・有機溶剤・特定化学物質・鉛・放射線等を発散する場所で、常時500人を超え、かつ有害業務に常時30人以上従事させる事業場において、衛生管理者のうち少なくとも1名を専任・選任しなければならない資格者。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 「第一種衛生管理者免許」のみでは足りず、「衛生工学衛生管理者免許」を所持する者から選任しなければならない点が出題の盲点。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「常時800人の塗料製造工場で有機溶剤業務に50人従事する場合、衛生工学衛生管理者の選任が義務づけられる(正)」。

No.04専任産業医

関係法令(有害) / 産業医

【概要・定義】 常時1,000人以上の事業場、または多量の高熱・低温・有害光線・放射線・粉じん・特定化学物質・鉛・有機溶剤等の有害業務に常時500人以上の労働者を従事させる事業場で選任が義務づけられる、事業場専属の産業医。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 常時3,001人以上の事業場では専任産業医を「2名以上」選任しなければならない。「嘱託医」で済むのは常時50人〜999人(有害業務500人未満)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「坑内労働に常時550人従事させる鉱山では、専任産業医の選任義務がある(正)」。

No.05産業医の職場巡視頻度

関係法令(有害) / 産業医職務

【概要・定義】 産業医は少なくとも「毎月1回」作業場等を巡視しなければならない。ただし、事業者から月1回所定の衛生情報提供を受け、事業者の同意がある場合は「2ヶ月に1回」とすることができる。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 衛生管理者の巡視は「少なくとも毎週1回」であり、産業医の「毎月1回(特例2ヶ月に1回)」と数字を入れ替えるひっかけが超頻出。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「衛生管理者は毎月1回、産業医は毎週1回巡視しなければならない(誤:逆である)」。

No.06衛生委員会

関係法令(有害) / 安全衛生委員会

【概要・定義】 常時50人以上のすべての事業場に設置義務がある合議機関。議長(統括管理職等1名)、衛生管理者、産業医、労働者側から推薦された衛生経験者等で構成される。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 毎月1回以上開催し、議事の概要を労働者に周知するとともに、記録を「3年間」保存しなければならない。議長以外の委員の半数は労働者の過半数を代表する者の推薦に基づかなければならない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「衛生委員会の議事録の保存期間は5年間である(誤:3年間が正解)」。

No.07特定化学物質作業主任者

関係法令(有害) / 作業主任者

【概要・定義】 特定化学物質(第1類物質・第2類物質)を製造し、または取り扱う作業において事業者が選任しなければならない責任者。作業方法の決定、指揮、局所排気装置等の点検、保護具使用状況の監視を行う。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 作業主任者は「作業の指揮」を行うのが主務。衛生管理者のように「職場全体の衛生状態を毎週巡視する」のが主務ではない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「作業主任者に保護具の点検及び使用状況の監視を行わせなければならない(正)」。

No.08製造禁止物質

関係法令(有害) / 有害物規制

【概要・定義】 労働安全衛生法第55条に基づき、いかなる場合も製造・輸入・譲渡・提供・使用が全面的に禁止されている8物質群。黄りんマッチ、ベンジジン及びその塩、4-アミノジフェニル及びその塩、石綿(アモサイト・クロシドライト含む)、4-ニトロジフェニル及びその塩、ビス(クロロメチル)エーテル、β-ナフチルアミン及びその塩、ベンゼンを含有するゴムのり(5%超)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 試験研究用途であっても政令の許可がなければ製造等禁止。「ジクロルベンジジン」は製造許可物質であり、製造禁止物質ではない点がひっかけ定番。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「ジクロルベンジジンは製造禁止物質である(誤:製造許可物質である)」。

No.09製造許可物質

関係法令(有害) / 有害物規制

【概要・定義】 製造しようとするときにあらかじめ厚生労働大臣の許可を受けなければならない物質。ジクロルベンジジン及びその塩、α-ナフチルアミン及びその塩、ジアニシジン及びその塩、ベリリウム及びその化合物、ベンゾトリクロリド等の特定第1類物質。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 都道府県労働局長の許可ではなく「厚生労働大臣の許可」である点が出題される。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「ベリリウムを製造しようとする者は、都道府県労働局長の許可を受けなければならない(誤:厚生労働大臣)」。

No.10局所排気装置の定期自主検査

関係法令(有害) / 設備点検

【概要・定義】 有機溶剤、特定化学物質、粉じん等の局所排気装置について、事業者は「1年以内ごとに1回」定期に自主検査を行い、その結果を「3年間」保存しなければならない。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 検査事項:フード・ダクト・ファンの摩耗・腐食、吸気・排気能力、電動機とファンの接続状態等。特定化学設備本体の検査は2年以内ごとだが、局排は1年以内ごと。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「有機溶剤等の局所排気装置の定期自主検査は6ヶ月以内ごとに行う(誤:1年以内ごと)」。

No.11特定業務従事者健康診断

関係法令(有害) / 健康診断

【概要・定義】 著しく暑熱・寒冷な場所、深夜業(午後10時〜午前5時)、多量の高熱・低温物体取扱い、有害光線・放射線・粉じん・振動・有機溶剤等の業務に常時従事する労働者に対し、「6ヶ月以内ごとに1回」定期に行わなければならない健康診断。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 胸部エックス線検査は、1年以内ごとに1回定期に行えば足りる(毎回受診しなくてもよい特例あり)。深夜業を含む点が頻出。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「深夜業に従事する労働者の健康診断は1年以内ごとに1回実施すればよい(誤:6ヶ月以内ごと)」。

No.12特殊健康診断の個人票保存期間

関係法令(有害) / 記録保存

【概要・定義】 一般定期健康診断の個人票は「5年間」保存。特殊健康診断は物質ごとに異なり、有機溶剤・特定化学物質(一部除く)・鉛・四アルキル鉛・高気圧・放射線業務は「30年間(放射線は引渡しまで)」、石綿業務・特定第1類物質・第2類物質特別有機溶剤業務は「40年間」保存義務。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 一般5年、有機溶剤等30年、石綿・特化40年という年数の階層分けを暗記すること。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「石綿を取り扱う業務に従事した労働者の健康診断個人票の保存期間は30年である(誤:40年)」。

No.13作業環境測定結果の保存期間

関係法令(有害) / 作業環境

【概要・定義】 指定作業場における作業環境測定結果の記録保存期間。通常の作業環境測定記録は「15ヶ月(約3年)」または「3年間」。有機溶剤・鉛等は「3年間」。放射線は「30年間」、石綿・特定化学物質第1類・第2類(特別管理物質)は「30年間」。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 健康診断個人票(石綿40年)と作業環境測定記録(石綿30年)で年数が異なる点に注意。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「石綿取扱作業場の作業環境測定結果の記録は40年間保存しなければならない(誤:30年間)」。

No.14特別教育を要する有害業務

関係法令(有害) / 安全衛生教育

【概要・定義】 事業者が労働者を雇い入れ、または作業内容を変更した際に行う雇入れ時教育とは別に、特に危険・有害な業務に就かせる際に行う法定教育。有機溶剤等取扱い業務(タンク内)、酸素欠乏危険作業、特定粉じん作業、石綿取扱い作業、鉛業務、電離放射線業務等。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 特定化学物質作業主任者は免許・技能講習だが、作業に従事する一般作業員には特別教育(石綿・除染・ダイオキシン等)が課される。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「酸素欠乏危険場所における作業に労働者を就かせるときは、特別教育を行わなければならない(正)」。

No.15妊産婦の有害業務就業制限

関係法令(有害) / 労働基準法

【概要・定義】 労働基準法第64条の3に基づき、妊娠中の女性および産後1年を経過しない女性(妊産婦)に対し、重量物を取り扱う業務、有害ガス・粉じんを発散する場所における業務、著しい振動業務等への就業を禁止または制限する規定。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 鉛、水銀、砒素、黄りん、有機溶剤、特定化学物質、電離放射線業務などが対象。妊娠中の女性が請求した場合は、軽易な業務に転換させなければならない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「妊娠中の女性労働者であっても本人が希望すれば重量物取扱業務に就かせることができる(誤:本人の希望に関わらず禁止)」。

No.16年少者の有害業務就業制限

関係法令(有害) / 労働基準法

【概要・定義】 労働基準法第62条に基づき、満18歳に満たない年少者を、重量物取扱作業、毒劇物取扱い、高熱・寒冷作業、ボイラー取扱作業、深さ5m以上の地山掘削、深夜業(原則22時〜翌5時)等に就かせてはならない。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 「保護者の同意」があっても就労させることは違法。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「満17歳の労働者をボイラーの取扱業務に就かせることはできない(正)」。

No.17酸素欠乏症等防止規則の基準値

関係法令(有害) / 酸欠予防

【概要・定義】 酸素欠乏とは、空気中の酸素濃度が「18%未満」である状態。酸素欠乏危険場所における作業では、作業開始前に酸素濃度が18%以上(硫化水素中毒危険場所にあっては硫化水素濃度が10ppm以下)であることを測定・確認しなければならない。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 正常な空気の酸素濃度は約21%。18%未満で酸欠、16%で呼吸脈拍増加、10%で意識喪失・死に至る。硫化水素の許容濃度は10ppm。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「酸素欠乏危険場所の酸素濃度が16%以上あれば作業を開始してよい(誤:18%以上必要)」。

No.18有機溶剤区分と排気装置要件

関係法令(有害) / 有機則

【概要・定義】 有機溶剤は毒性・揮発性により第1種(アセトン、ベンゼン等7種・赤表示)、第2種(アセトン、トルエン、キシレン等40種・黄表示)、第3種(ガソリン等7種・青表示)に分類。地下室・タンク等の屋内作業場では局所排気装置またはプッシュプル型換気装置の設置が義務。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 第3種有機溶剤は屋外または局所排気設備なしでも一定条件(全体換気装置)で認められる場合があるが、タンク内等は第3種でも局排必須。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「第2種有機溶剤の容器には、黄色の標識を取り付けなければならない(正)」。

No.19石綿則における事前調査と保護具

関係法令(有害) / 石綿則

【概要・定義】 建築物の解体・改修工事において、石綿(アスベスト)の使用の有無を事前に調査し、結果を労働基準監督署長に電子報告(一定規模以上)するとともに作業場所に掲示する義務。作業時は電動ファン付き呼吸用保護具(PAPR)等の使用が必須。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 湿潤化(散水等)、隔離作業(負圧管理・HEPAフィルター付き集じん排気装置)、作業記録40年保存が義務づけられる。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「石綿の吹き付け作業等における作業計画の記録は5年間保存すればよい(誤:40年)」。

No.20放射線業務従事者の線量限度

関係法令(有害) / 電離則

【概要・定義】 放射線業務従事者が受ける実効線量の限度は、「5年間につき100mSv(ミリシーベルト)」かつ「1年間につき50mSv」を超えてはならない。女性(妊娠可能)は「3ヶ月につき5mSv」、妊娠中の女性は腹部表面2mSv・内部被ばく1mSv。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 緊急作業時の実効線量限度は100mSv(例外特例250mSv)。数字の「5年100mSv / 1年50mSv」が試験の最重要数値。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「放射線業務従事者の実効線量限度は1年間につき100mSvである(誤:1年50mSv、5年で100mSv)」。

No.21WBGT(暑さ指数)

労働衛生(有害) / 温熱環境

【概要・定義】 熱中症予防を目的とした湿球黒球温度指数。屋外(日射あり):WBGT = 0.7×自然湿球温度 + 0.2×黒球温度 + 0.1×乾球温度。屋内(日射なし):WBGT = 0.7×自然湿球温度 + 0.3×黒球温度。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 湿球温度の寄与率が「7割(0.7)」と極めて大きい(湿度・気流が熱放散に与える影響が最大)。乾球温度のみで判断してはならない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「屋内におけるWBGTの計算では、黒球温度の重み付けが0.7である(誤:自然湿球温度が0.7)」。

No.22熱中症の重症度分類と病態

労働衛生(有害) / 温熱障害

【概要・定義】 Ⅰ度(軽症):熱失神(脳虚血によるめまい・失神)、熱痙攣(大量発汗後の水のみ補給による塩分欠乏・有痛性筋痙攣)。Ⅱ度(中等症):熱疲労(脱水・脱力感・頭痛)。Ⅲ度(重症):熱射病(体温調節中枢破綻・40℃以上の高熱・意識障害・多臓器不全)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 熱痙攣の原因は「塩分(ナトリウム)の不足」。熱射病は直ちに救急車要請と急速冷却(体幹冷却)が必要。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「熱痙攣を起こした労働者には冷水を大量に飲ませることが最優先である(誤:生理食塩水または塩分補給が必要)」。

No.23騒音性難聴とC5-dip

労働衛生(有害) / 騒音環境

【概要・定義】 騒音暴露によって内耳の有毛細胞(特にコルチ器基底回転部)が不可逆的に変性・破壊されて生じる感音性難聴。初期には会話音域(500〜2,000Hz)ではなく「4,000Hz」付近の聴力が特異的に低下する(C5-dip)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 初期には自覚症状が乏しく、進行すると会話音域まで聴力低下が及ぶ。可逆的な一時性閾値シフト(TTS)から永続的な永久性閾値シフト(PTS)へと移行する。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「騒音性難聴の初期変化は会話音域である1000Hz付近の聴力低下として現れる(誤:4000Hz付近のC5-dip)」。

No.24等価騒音レベル(Leq)

労働衛生(有害) / 騒音評価

【概要・定義】 時間とともに変動する騒音のエネルギーの時間平均値に相当する定常騒音の音圧レベル。単位はdB(A)。人体の聴覚感度(A特性周波数補正)に合わせて重みづけされた評価量。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 作業環境測定基準において、第1管理区分は等価騒音レベルが「85dB(A)未満」、第3管理区分は「90dB(A)以上」。85dB以上で防音保護具の着用推奨・管理措置。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「騒音の作業環境測定における管理濃度は85dBである(正)」。

No.25振動障害と白ろう病

労働衛生(有害) / 振動障害

【概要・定義】 チェーンソー、削岩機等の振動工具を長期間使用することにより生じる局所振動障害。手指の末梢循環障害(レイノー現象・白ろう病)、末梢神経障害(しびれ感・知覚鈍麻)、骨・関節障害(肘・手関節変形)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 寒冷暴露や精神的緊張が誘因となって手指が蝋のように白くなる。温水浸漬テストや指尖容積脈波で診断される。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「白ろう病は全身振動によって生じる腰痛症の一種である(誤:局所振動による末梢循環障害)」。

No.26ベンゼン中毒

労働衛生(有害) / 有機溶剤

【概要・定義】 揮発性の芳香族炭化水素。骨髄毒性を持ち、造血機能障害(再生不良性貧血、白血球減少、血小板減少)を引き起こし、重篤化すると白血病(急性骨髄性白血病)を発症させる。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 第1種有機溶剤に分類され、現在は毒性の低いトルエン等への代替が進む。生物学的モニタリング指標は「尿中フェノール(代謝物)」。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「ベンゼンに長期間暴露されると、視神経障害による失明が生じる(誤:視神経障害はメタノール。ベンゼンは造血器障害・白血病)」。

No.27トルエン・キシレン中毒

労働衛生(有害) / 有機溶剤

【概要・定義】 第2種有機溶剤の代表。急性毒性は中枢神経抑制作用(酩酊感、めまい、意識混濁)。慢性中毒では頭痛、記憶力減退、不眠、多発性神経炎等。皮膚脱脂作用も持つ。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 尿中代謝物(生物学的モニタリング):トルエンは「馬尿酸」、キシレンは「メチル馬尿酸」。この代謝物の組み合わせは頻出。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「トルエンのばく露指標として、尿中のメチル馬尿酸を測定する(誤:トルエンは馬尿酸、メチル馬尿酸はキシレン)」。

No.28メタノール(メチルアルコール)中毒

労働衛生(有害) / 有機溶剤

【概要・定義】 第2種有機溶剤。体内でアルコール脱水素酵素によりホルムアルデヒド、さらにギ酸へと代謝され、重篤な代謝性アシドーシスと「視神経障害(網膜変性・視野狭窄・失明)」を引き起こす。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: エタノール中毒との違い(メタノールは失明・ギ酸蓄積)が定番の引っかけポイント。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「メタノールの特異的な健康障害は急性肺水腫である(誤:視神経障害・失明)」。

No.29二硫化炭素中毒

労働衛生(有害) / 有機溶剤

【概要・定義】 レーヨン製造等で用いられる溶剤。中枢および末梢神経障害、精神障害(興奮・鬱)、網膜微小動脈瘤、脳動脈硬化・冠動脈硬化症(虚血性心疾患)の進行を促進する。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 精神神経症状(うつ・躁)と心血管系疾患(動脈硬化)の組み合わせを記憶すること。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「二硫化炭素の慢性中毒では、網膜微小動脈瘤や動脈硬化性変化がみられる(正)」。

No.30鉛中毒とヘム合成阻害

労働衛生(有害) / 有害金属

【概要・定義】 鉛蒸気・粉じんの吸入・経口摂取により生じる中毒。ポルフィリン代謝・ヘム合成酵素(δ-アミノレブリン酸脱水酵素)を阻害し、鉛毒性貧血、好塩基性斑点赤血球の出現、歯肉の鉛縁(灰青色の線)、鉛疝痛(激しい腹痛・便秘)、伸筋麻痺(橈骨神経麻痺・下垂手)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 生物学的モニタリング:血中鉛濃度、尿中δ-アミノレブリン酸(ALA)、尿中コープロポルフィリンの上昇。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「鉛中毒の自覚症状として、下痢と痙攣性歩行が特徴的である(誤:便秘を伴う激しい腹痛=鉛疝痛が特徴)」。

No.31水銀中毒とエレチズム

労働衛生(有害) / 有害金属

【概要・定義】 金属水銀蒸気の吸入による中毒:手指の微細な振戦(ふるえ)、エレチズム(精神興奮、感情失禁、内気・易怒性などの性格変化)、口内炎・歯肉炎・唾液分泌過多。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 有機水銀(メチル水銀)は水俣病の原因物質で中枢神経症状(求心性視野狭窄、失調性歩行、感覚障害、聴力障害)を呈する。金属水銀と有機水銀の違いを整理。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「金属水銀の慢性中毒では、手指の振戦、エレチズム、口内炎の三徴候が知られる(正)」。

No.32カドミウム中毒と腎障害

労働衛生(有害) / 有害金属

【概要・定義】 カドミウム蒸気・粉じんの長期吸入により、主として腎臓の近位尿細管障害を引き起こす。低分子量蛋白(β2-ミクログロブリン)尿、カルシウム・リンの排泄増加、骨軟化症(イタイイタイ病)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 骨軟化症による病的骨折、激痛が特徴。急性中毒では吸入による化学性肺炎・肺水腫。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「カドミウム中毒の慢性障害の標的臓器は骨髄であり、白血病を引き起こす(誤:標的臓器は腎臓近位尿細管)」。

No.33一酸化炭素(CO)中毒

労働衛生(有害) / 有害ガス

【概要・定義】 不完全燃焼により発生する無色無臭の気体。ヘモグロビンとの親和性が酸素の約200〜250倍と極めて高いため、カルボキシヘモグロビン(CO-Hb)を形成し、組織の低酸素血症(内呼吸阻害)を引き起こす。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 顔面はチアノーゼではなく「鮮紅色(桜桃色)」を呈する。高気圧酸素療法(HBO)が有効。回復期に遅発性脳症(パーキンソニズム・認知機能低下)を起こすことがある。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「一酸化炭素中毒では、皮膚や粘膜が著しいチアノーゼ(暗紫色)を示す(誤:鮮紅色・桜桃色)」。

No.34シアン化水素中毒

労働衛生(有害) / 有害ガス

【概要・定義】 メッキ工場等で使用される猛毒気体。細胞内ミトコンドリアのシトクロムオキシダーゼ(呼吸酵素)のFe3+と結合し、組織呼吸(電子伝達系)を遮断して急性内呼吸不全をもたらす。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 静脈血中の酸素が消費されないため、静脈血も動脈血のように鮮紅色となる。解毒剤として亜硝酸アミル、チオ硫酸ナトリウム等を使用。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「シアン化水素はヘモグロビンと結合してカルボキシヘモグロビンを作る(誤:シトクロム酸化酵素を阻害する)」。

No.35じん肺とけい肺

労働衛生(有害) / 粉じん障害

【概要・定義】 遊離けい酸(石英等)を含む鉱物性粉じんを長期間吸入・沈着することで肺組織に線維増殖性変化(結節性病変)が生じる不可逆的疾患。進行すると呼吸不全に至る。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 合併症:肺結核、結核性胸膜炎、続発性気管支炎、続発性気胸、原発性肺がん。じん肺健康診断結果により管理1〜管理4に区分される。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「じん肺法に定めるじん肺の続発症に肺結核は含まれない(誤:代表的合併症である)」。

No.36石綿(アスベスト)関連疾患

労働衛生(有害) / 特定粉じん

【概要・定義】 石綿繊維の吸入により発生する疾患。石綿肺(肺の線維化)、胸膜肥厚斑(プラーク)、原発性肺がん、悪性中皮腫(胸膜・腹膜・心膜)。潜伏期間が極めて長い(20〜40年以上)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 中皮腫は喫煙習慣に関係なく発症するが、肺がんは石綿ばく露と喫煙の相乗効果でリスクが飛躍的に増大する。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「胸膜中皮腫は、石綿吸入から数ヶ月〜1年の短期間で発症する(誤:30〜40年の潜伏期)」。

No.37A測定とB測定(作業環境測定)

労働衛生(有害) / 環境測定

【概要・定義】 作業環境測定における基本手法。A測定:作業場所全体の有害物質の平均的濃度分布を把握するため、6m以下の等間隔格子状交点に測定点を設定(5点以上)しサンプリング。B測定:気中有害物質の発散源に近接し高濃度になる時間・場所(1〜数点)でサンプリング。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: A測定の幾何平均値(EA1)と幾何標準偏差(EA2)、B測定の測定値(CB)を管理濃度(E)と比較して、第1〜第3管理区分を決定する。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「B測定は作業場全体に等間隔の格子を引いて平均的濃度を測定する(誤:それはA測定。B測定は発散源近接の最高濃度測定)」。

No.38管理区分(第1〜第3管理区分)

労働衛生(有害) / 環境評価

【概要・定義】 第1管理区分:作業環境の管理状態が良好(気中濃度が管理濃度以下)。第2管理区分:作業環境の管理状態が中間的(さらなる改善努力が必要)。第3管理区分:作業環境の管理状態が不適切(気中濃度が管理濃度を超えている)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 第3管理区分となった場合、事業者は直ちに原因究明と設備改善、呼吸用保護具の着用、労働者の健康診断等の措置を講じなければならない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「第3管理区分に区分された場合は、直ちに作業環境の改善を行い、第1または第2管理区分としなければならない(正)」。

No.39局所排気装置のフード形式と捕捉速度

労働衛生(有害) / 工学的対策

【概要・定義】 フード形式:囲い式(グローブボックス・ドラフトチェンバー)と外付け式(上方吸引・側方吸引・下方吸引)。外付け式よりも囲い式の方が少風量で高い排気効果を持つ。捕捉速度:有害物質を発散源からフード開口部へ吸引するための限界気流速度。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: ダクト内の搬送速度(粉じん沈降防止)とフードの捕捉速度の数値を混同しないこと。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「外付け式フードは囲い式フードに比べて必要な排気風量が少なくて済む(誤:囲い式の方が少風量で高効率)」。

No.40防毒マスクの破過時間と吸収缶

労働衛生(有害) / 保護具

【概要・定義】 防毒マスクの吸収缶が有毒ガスを除去する能力を失い、有毒ガスが透過し始めるまでの時間を「破過時間(破過点)」という。事業者は破過時間を記録し、吸収缶を定期的に交換しなければならない。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 防毒マスクは空気中酸素濃度が「18%未満」の場所では絶対に使用できない(送気マスクまたは空気呼吸器が必要)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「空気中酸素濃度が16%の有機溶剤タンク内作業で、有機ガス用防毒マスクを装着して作業した(誤:酸欠場所では送気マスク等が必要)」。

No.41一般安全衛生管理体制(業種分類)

関係法令(一般) / 体制基準

【概要・定義】 総括安全衛生管理者の選任業種区分。第1種産業(林・鉱・建・運・清):100人以上。第2種産業(製・電・ガス・熱・水・通・卸・家具小売・旅館・ゴルフ場・自動車整備等):300人以上。第3種産業(金融・保険・医療・小売一般・飲食等):1000人以上。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 運送業・清掃業は危険有害度が高いため第1種(100人以上)。製造業は第2種(300人以上)。デパート・銀行は第3種(1000人以上)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「常時200人の清掃業事業場では総括安全衛生管理者の選任義務がある(正:100人以上)」。

No.42衛生管理者の選任基準数(規模別)

関係法令(一般) / 衛生管理者

【概要・定義】 労働者数に応じた選任人数:50〜200人=1人、201〜500人=2人、501〜1000人=3人、1001〜2000人=4人、2001〜3000人=5人、3001人以上=6人。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 50人未満は選任義務なし(10〜49人は衛生推進者を選任)。選任期日は事由発生から14日以内。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「労働者数750人の情報サービス業事業場では、衛生管理者を2人選任すればよい(誤:3人以上必要)」。

No.43衛生推進者・安全衛生推進者

関係法令(一般) / 小規模事業場

【概要・定義】 常時10人以上50人未満の事業場において選任が義務づけられる責任者。安全衛生業務を担当する。選任事由発生から14日以内に選任(所轄労基署長への報告義務はないが、労働者へ氏名を周知する義務あり)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 安全衛生推進者は危険有害業種(製造・建設等)、衛生推進者は非危険業種(金融・小売・IT等)で選任。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「常時30人の卸売業事業場では、衛生推進者を選任し、労働基準監督署長に報告しなければならない(誤:選任は必要だが報告義務はない)」。

No.44産業医の選任要件(医師要件)

関係法令(一般) / 産業医

【概要・定義】 産業医は医師であって、厚生労働省令で定める要件(日本医師会の産業医学基礎研修修了者、産業医科大学卒業者、労働衛生コンサルタント医師区分合格者等)を備えた者から選任しなければならない。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 通常の臨床医(一般医師免許のみ)では産業医として選任できない点に注意。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「医師免許を取得したばかりの医師であっても、事業者は産業医として選任できる(誤:法定の産業医学要件が必要)」。

No.45定期健康診断の検査項目と省略基準

関係法令(一般) / 健診項目

【概要・定義】 既往歴・業務歴、自覚症状・他覚症状、身長・体重・腹囲・視力・聴力、胸部X線・喀痰、血圧、貧血(赤血球・血色素)、肝機能(GOT・GPT・γ-GTP)、血中脂質(LDL・HDL・中性脂肪)、血糖、尿検査、心電図。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 医師が認める場合に省略可能な項目:35歳未満(20・25・30歳除く)および36〜39歳において、身長・腹囲・胸部X線・貧血・肝機能・血中脂質・血糖・心電図等を一定基準で省略可。35歳と40歳以上は省略不可。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「35歳の労働者の定期健康診断において、医師の判断により心電図検査を省略した(誤:35歳は省略不可)」。

No.46健康診断受診後の事後措置

関係法令(一般) / 就業区分

【概要・定義】 健康診断結果で異常の所見があると診断された労働者について、医師(産業医)から就業上の措置に関する意見を「3ヶ月以内」に聴取しなければならない。事業者はその意見を勘案し、就業区分(通常勤務・就業制限・要休業)を決定。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 健康診断結果は本人へ「遅滞なく通知」しなければならない。常時50人以上の事業場は定期健康診断結果報告書を労基署へ提出義務あり。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「健康診断で異常所見があった労働者に関する医師からの意見聴取は、健康診断実施後6ヶ月以内に行う(誤:3ヶ月以内)」。

No.47長時間労働者への医師による面接指導

関係法令(一般) / 面接指導

【概要・定義】 時間外・休日労働時間が月80時間を超え、かつ疲労の蓄積が認められる労働者から申出があった場合、事業者は遅滞なく医師による面接指導を実施しなければならない。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 研究開発業務従事者は月100時間超で「申出なし」で自動実施義務。高度プロフェッショナル制度対象者は週40時間超が月100時間超で申出なしで自動実施義務。一般労働者は「80時間超+申出」。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「一般の労働者が月90時間の時間外労働を行った場合、本人の申出がなくても事業者は医師の面接指導を行わせなければならない(誤:本人の申出が必要)」。

No.48ストレスチェック制度

関係法令(一般) / メンタルヘルス

【概要・定義】 常時50人以上の事業場に年1回実施が義務づけられる心理的な負担の程度を把握するための検査(50人未満は当面努力義務)。医師・保健師・歯科医師・公認心理師等が実施者となる。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 結果は実施者から「直接本人」に通知され、本人の同意なしに事業者に開示してはならない。高ストレス者と判定され申出があった場合、医師の面接指導を実施。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「ストレスチェックの検査結果は、事業者に直接通知され、事業者が保管しなければならない(誤:直接本人に通知され、同意なしに事業者提供禁止)」。

No.49労働時間・休憩時間の原則(労基法32・34条)

関係法令(一般) / 労働基準法

【概要・定義】 法定労働時間:1日8時間、1週40時間(特例措置対象事業場10人未満の商業・映画・保健衛生・接客娯楽は週44時間)。休憩時間:労働時間が6時間を超える場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間を労働時間の途中に与えなければならない。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 休憩は「一斉付与の原則」「自由利用の原則」が適用される(労使協定による除外あり)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「労働時間がちょうど8時間である場合、45分の休憩を与えれば足りる(正:8時間超で1時間必要)」。

No.50三六協定(時間外・休日労働)と上限規制

関係法令(一般) / 労働基準法

【概要・定義】 時間外・休日労働を行わせる場合、労働者の過半数を代表する者等と協定を締結し労基署へ届出が必要。原則上限:月45時間・年360時間。特別条項付き協定でも、年720時間以内、単月100時間未満(休日労働含む)、複数月平均80時間以内(休日労働含む)が絶対上限。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 月45時間を超えることができるのは「年6回(6ヶ月)」まで。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「特別条項を締結していれば、1ヶ月の時間外・休日労働を100時間ちょうどとすることができる(誤:100時間未満でなければならない)」。

No.51割増賃金率(労基法37条)

関係法令(一般) / 労働基準法

【概要・定義】 時間外労働(法定労働時間超):2割5分(25%)以上。休日労働(法定休日):3割5分(35%)以上。深夜労働(午後10時〜午前5時):2割5分(25%)以上。月60時間を超える時間外労働は5割(50%)以上。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 深夜労働が時間外労働と重なる場合は合算して「50%以上(25%+25%)」、休日労働と重なる場合は「60%以上(35%+25%)」となる。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「法定休日の午後11時に労働させた場合の割増賃金率は50%である(誤:35%+25%=60%以上)」。

No.52年次有給休暇の付与と義務的取得

関係法令(一般) / 労働基準法

【概要・定義】 雇入れの日から6ヶ月継続勤務し全労働日の8割以上出勤した場合、10日の年次有給休暇を付与。年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対し、年5日について時季を指定して取得させることが事業者の義務。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 取得義務違反には労働者1人あたり30万円以下の罰金刑がある。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「年次有給休暇が10日付与された労働者に対し、事業者は最低3日を時季指定して取得させなければならない(誤:年5日)」。

No.53事務室の環境基準(安衛則)

関係法令(一般) / オフィス環境

【概要・定義】 気積:労働者1人あたり「10m3以上」(床面から4mを超える高さを除く)。中央管理方式の空気調和設備:浮遊粉じん0.15mg/m3以下、一酸化炭素10ppm以下、二酸化炭素1000ppm以下、温度18℃〜28℃、相対湿度40%〜70%、気流0.5m/s以下。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 換気の目安となるCO2濃度1,000ppm以下、気積1人あたり10立方メートルは超頻出数値。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「事務室の労働者1人あたりの気積は、天井の高さをすべて含めて計算する(誤:4mを超える高さは除外する)」。

No.54照度基準(作業区分別)

関係法令(一般) / オフィス環境

【概要・定義】 事務室の作業区分と照度:精密な作業「300ルクス以上」、普通の作業「150ルクス以上」、粗な作業「70ルクス以上」。(※情報機器作業ガイドラインでは画面照度500ルクス以下、書類照度300ルクス以上)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 普通の作業が150lx、精密作業が300lx。数字を逆にしたひっかけが頻出。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「事務室における普通の作業の照度基準は100ルクス以上である(誤:150ルクス以上)」。

No.55休養室・便所の設置基準

関係法令(一般) / 衛生施設

【概要・定義】 常時50人以上または常時女性30人以上の労働者を使用する場合、休養室または休養所を男性用と女性用に区別して設けなければならない。便所:男性用(大60人以内ごとに1個、小30人以内ごとに1個)、女性用(20人以内ごとに1個)を区別して設置。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 休養室は「男女別」に設ける必要がある点、女性便所は20人ごとに1個が重要。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「常時30人の女性労働者を使用する事業場では、休養室を男女共用で設置すればよい(誤:男女別に区別して設けなければならない)」。

No.56労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)

関係法令(一般) / 安全管理手法

【概要・定義】 事業者が労働安全衛生方針を表明し、危険性・有害性の特定(リスクアセスメント)、安全衛生目標の設定、計画作成・実施・評価・改善(PDCAサイクル)を継続的に行う管理システム。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 指針に基づく自主的活動であり、法令違反に対する直接の罰則はないが、重大災害防止に不可欠。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「OSHMSはPlan-Do-Check-Actのサイクルで継続的改善を図る手法である(正)」。

No.57労働安全衛生法上の労働者の義務

関係法令(一般) / 労働者義務

【概要・定義】 労働者は、事業者が講ずる安全衛生措置に応じて必要な事項を守らなければならない。具体例:事業者が実施する健康診断を受診する義務、保護具を着用する義務、安全衛生委員会等の決定事項を遵守する義務。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 他の医師による健診断受診(受診証明提出)の自由は保障されるが、受診自体を拒否することはできない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「労働者は、事業者が指定した医師による健康診断の受診を拒否し、自ら希望する他の医師の健康診断結果を提出することができる(正)」。

No.58雇入れ時の安全衛生教育(安衛法59条)

関係法令(一般) / 教育訓練

【概要・定義】 労働者を雇い入れたときは、遅滞なく業務に必要な安全衛生教育を行わなければならない。非危険業種(金融・小売等)では機械の危険性等の4項目を省略可能だが、作業手順、事故時の応急措置、整理整頓・清潔保持等は全業種で省略不可。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: パートタイマーやアルバイトであっても雇入れ時教育は省略できない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「事務職の正社員を雇い入れた場合、安全衛生教育を一切省略することができる(誤:全業種共通の教育項目がある)」。

No.59衛生管理者の職務と権限

関係法令(一般) / 職務権限

【概要・定義】 衛生管理者は、少なくとも毎週1回作業場等を巡視し、設備・作業方法・衛生状態に有害のおそれがあるときは直ちに必要な措置を講じなければならない。衛生に関する技術的事項を管理する。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 事業者は、衛生管理者に対し衛生に関する措置をなし得る権限を与えなければならない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「衛生管理者は毎週1回以上作業場を巡視しなければならない(正)」。

No.60総括安全衛生管理者の代理者

関係法令(一般) / 職務代理

【概要・定義】 総括安全衛生管理者が旅行、疾病、事故その他の事由によって職務を行うことができないときは、代理者を選任しなければならない。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 衛生管理者や産業医についても同様に職務代理者の規定が適用される。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「総括安全衛生管理者が病気で職務を行えない場合であっても、代理者を立てる必要はない(誤:代理者の選任義務がある)」。

No.61過重労働による脳・心臓疾患の労災認定基準

労働衛生(一般) / 過労死対策

【概要・定義】 発症前1ヶ月間に概ね100時間を超える時間外・休日労働、または発症前2〜6ヶ月間にわたって月平均概ね80時間を超える時間外・休日労働が認められる場合、業務と発症との関連性が強いと判断される(過労死ライン)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 労働時間だけでなく、不規則な勤務、拘束時間の長さ、出張の多さ、心理的負荷等も総合評価される。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「発症前2ヶ月間の平均時間外労働が月60時間であった場合、過労死認定基準を無条件で満たす(誤:基準は月80時間超)」。

No.62労働者の心の健康保持増進指針(4つのケア)

労働衛生(一般) / メンタルヘルス

【概要・定義】 メンタルヘルス推進の基本的枠組み:①セルフケア(労働者自身がストレスに気づき対処)、②ラインによるケア(管理監督者が職場環境改善や相談対応)、③事業場内産業保健スタッフ等によるケア(産業医・衛生管理者による支援)、④事業場外資源によるケア(外部専門機関・EAP等の活用)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 最も身近で早期発見に直結するのが「ラインによるケア」。産業医だけが担当するのではない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「メンタルヘルス指針における4つのケアに、地域住民によるケアが含まれる(誤:事業場外資源によるケアが正解)」。

No.63一次予防・二次予防・三次予防

労働衛生(一般) / 健康管理

【概要・定義】 一次予防:健康増進・疾病予防(作業環境改善、ストレスチェック、健康教育)。二次予防:早期発見・早期治療(定期健康診断、面接指導、精密検査)。三次予防:職場復帰支援・再発防止(リハビリ勤務、適正配置転換)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: ストレスチェックの集団分析による職場環境改善は「一次予防」に分類される。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「定期健康診断による有所見者の早期発見は、一次予防に該当する(誤:二次予防である)」。

No.64心肺蘇生法(胸骨圧迫と人工呼吸)

労働衛生(一般) / 救急処置

【概要・定義】 意識・正常な呼吸がない場合直ちに胸骨圧迫を開始。圧迫部位:胸骨の下半分(胸の真ん中)。テンポ:毎分100〜120回。深さ:約5cm(成人の場合)。圧迫と人工呼吸の比率:30対2(人工呼吸が困難な場合は胸骨圧迫のみを継続)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: AEDが到着したら直ちに電源を入れ、音声ガイダンスに従って電極パッドを貼る。ショックボタンを押す際は「全員離れて」を確認。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「胸骨圧迫のテンポは毎分60〜80回が適切である(誤:毎分100〜120回)」。

No.65止血法(直接圧迫止血法と止血帯法)

労働衛生(一般) / 救急処置

【概要・定義】 出血時の第一選択は「直接圧迫止血法」(傷口に滅菌ガーゼや清潔な布を当て手で強く圧迫)。止血帯法は四肢の大出血で直接圧迫で止血できない場合の最終手段。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 止血帯法を行う場合は、組織壊死を防ぐため装着時刻を明記し、30分以上連続して締め続けない(適宜緩める配慮が必要)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「外出血に対する止血の第一選択は止血帯法である(誤:直接圧迫止血法が第一選択)」。

No.66熱傷の深度分類と「9の法則」

労働衛生(一般) / 救急処置

【概要・定義】 第Ⅰ度:表皮のみ(発赤・疼痛・水疱なし)。第Ⅱ度:真皮まで(水疱形成・激痛)。第Ⅲ度:皮下組織まで(皮膚が白色・炭化、神経破壊のため無痛)。9の法則(成人の体表面積):頭頸部9%、片上肢各9%、体幹前面18%、体幹後面18%、片下肢各18%、会陰部1%。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 応急手当:直ちに水道水等の清浄な流水で15〜30分冷却。水疱は決して破らない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「第Ⅲ度熱傷は痛覚神経が破壊されるため、激しい痛みを感じない(正)」。

No.67骨折の応急手当(RICE処置)

労働衛生(一般) / 救急処置

【概要・定義】 捻挫・打撲・骨折の基本処置RICE:Rest(安静)、Ice(冷却:患部を冷やす)、Compression(圧迫:腫脹を抑える)、Elevation(挙上:患部を心臓より高く上げる)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 副子(添え木)を当てる際は、骨折部位の「上下の関節」まで固定するのが原則。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「骨折が疑われる場合、直ちに骨を元の位置に戻す整復を現場で行う(誤:固定のみ行い動かさない)」。

No.68細菌性食中毒の分類(感染型 vs 毒素型)

労働衛生(一般) / 食品衛生

【概要・定義】 感染型:サルモネラ属菌(卵・食肉、潜伏期12〜48時間)、カンピロバクター(鶏肉、ギランバレー症候群合併)、腸炎ビブリオ(好塩菌・魚介類)。毒素型:黄色ブドウ球菌(エンテロトキシン・熱に強い・潜伏期1〜6時間と短い)、ボツリヌス菌(偏性嫌気性・缶詰や真空パック・神経毒・致死率高い)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 黄色ブドウ球菌の毒素(エンテロトキシン)は100℃で加熱しても分解されない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「黄色ブドウ球菌による食中毒は、食品を十分に加熱調理すれば完全に予防できる(誤:産生された毒素は熱に強い)」。

No.69ノロウイルス食中毒の特徴

労働衛生(一般) / 食品衛生

【概要・定義】 カキ等の二枚貝や感染者の糞便・嘔吐物を介して経口感染するウイルス。潜伏期間24〜48時間。主症状:嘔吐、下痢、腹痛、微熱。少量のウイルス(10〜100個)でも発症する高い感染力を持つ。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: アルコール消毒は効果が低く、「次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)」または85℃以上1分間以上の加熱消毒が必要。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「ノロウイルスの消毒には消毒用エタノールが最も有効である(誤:次亜塩素酸ナトリウムが有効)」。

No.70感染症の感染経路と予防策

労働衛生(一般) / 感染症対策

【概要・定義】 接触感染(ノロ、MRSA、疥癬)、飛沫感染(インフルエンザ、風疹、新型コロナ)、空気感染(結核、麻疹、水痘)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 空気感染(飛沫核感染)する病原体は5μm未満の微粒子として長距離浮遊するため、N95マスクの着用と陰圧室換気が必要。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「結核は患者の咳のしぶき(飛沫)が直接届く範囲でのみ感染する(誤:飛沫核による空気感染を起こす)」。

No.71VDT作業(情報機器作業)の労働衛生管理

労働衛生(一般) / 作業管理

【概要・定義】 1連続作業時間は「1時間を超えない」こと。次の連続作業までの間に「10〜15分の作業休止」を設け、一連続作業内でも1〜2分の小休止をとる。画面と眼の距離は「40cm以上」。画面の高さは眼の高さと同等かやや下。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 定期健康診断に情報機器作業健康診断(眼科学的検査、筋骨格系検査)を併せて実施することが推奨される。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「情報機器作業の連続作業時間は2時間を限度とし、その間に5分の休止を設ける(誤:連続1時間以内、10〜15分の休止)」。

No.72睡眠と概日リズム(サーカディアンリズム)

労働衛生(一般) / 生体リズム

【概要・定義】 視交叉上核を体内時計中枢とする約24時間周期の生体リズム。夜間にメラトニンが分泌され深部体温が低下し睡眠が促される。夜勤・交代制勤務では概日リズムと生活リズムが脱同期し、睡眠障害や消化器疾患リスクが高まる。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: ノンレム睡眠(大脳の休息・深い眠り)とレム睡眠(急速眼球運動・身体の休息・夢を見る)が約90分周期で交互に出現する。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「レム睡眠中は骨格筋の緊張が亢進し、脳波は平坦化する(誤:骨格筋は弛緩し、脳は活動している)」。

No.73腰痛予防対策指針

労働衛生(一般) / エルゴノミクス

【概要・定義】 重量物取扱い基準:男性労働者が人力のみで取り扱う重量の上限は、体重のおおむね「40%以下」とする(女性はおおむね男性の60%=体重の24%以下)。荷物はできるだけ身体に近づけ、重心を低くして膝を曲げて持ち上げる(リフト作業)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 腰を曲げて膝を伸ばしたまま前屈姿勢で持ち上げるキフティングは腰部椎間板に過剰な負荷をかけるため禁止。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「男性労働者が人力で取り扱う重量は、体重の60%まで認められる(誤:おおむね40%以下)」。

No.74職場における受動喫煙防止対策

労働衛生(一般) / 生活習慣改善

【概要・定義】 健康増進法改正により、オフィス等の第2種施設は「原則敷地内禁煙または屋内禁煙(専用喫煙室等の設置は可)」。喫煙専用室の基準:出入口で室外から室内へ向かう風速「0.2m/s以上」、壁等で区画、煙を屋外へ直接排気。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 20歳未満の労働者・利用者は、喫煙エリアへの立入りが一切禁止されている。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「20歳未満の労働者であっても、清掃業務であれば喫煙専用室に立ち入らせることができる(誤:いかなる場合も立ち入り禁止)」。

No.75アルコール健康障害対策

労働衛生(一般) / 生活習慣病

【概要・定義】 過度の飲酒による肝障害(脂肪肝、肝硬変)、膵炎、高血圧、アルコール依存症の防止。適度な飲酒量(純アルコールで1日平均概ね20g程度=ビール中瓶1本、日本酒1合相当)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 飲酒運転防止のための白ナンバー事業者へのアルコール検知器による確認義務化等、職場での安全配慮が強化されている。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「純アルコール40gの摂取が厚生労働省の示す節度ある適度な飲酒の目安である(誤:約20gが目安)」。

No.76メタボリックシンドロームの診断基準

労働衛生(一般) / 特定健診

【概要・定義】 必須項目:腹囲(内臓脂肪蓄積)が男性「85cm以上」、女性「90cm以上」。選択項目(2項目以上該当):①血清脂質(中性脂肪150mg/dL以上またはHDLコレステロール40mg/dL未満)、②血圧(収縮期130mmHg以上または拡張期85mmHg以上)、③空腹時血糖(110mg/dL以上)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 男性85cm、女性90cm(女性の方が基準値が大きい)点は試験の頻出引っかけ。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「メタボリックシンドロームの必須項目である腹囲基準は、男性90cm以上、女性85cm以上である(誤:男性85cm、女性90cm)」。

No.77一次救命処置(BLS)の流れ

労働衛生(一般) / 救急処置

【概要・定義】 ①安全確認 → ②反応(意識)の確認 → ③119番通報とAEDの手配依頼 → ④呼吸の観察(10秒以内) → ⑤正常な呼吸がなければ胸骨圧迫開始 → ⑥AED到着次第装着・解析・指示に従い電気ショック。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 死戦期呼吸(しゃくりあげるような途切れ途切れの呼吸)は「正常な呼吸なし」と判断し、直ちに胸骨圧迫を開始する。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「死戦期呼吸が認められる場合は、自発呼吸があると判断して胸骨圧迫を行わない(誤:直ちに胸骨圧迫を開始する)」。

No.78窒息時の異物除去法

労働衛生(一般) / 救急処置

【概要・定義】 意識がある場合:背部叩打法(手のひらの基部で左右の肩甲骨の間を力強く連続して叩く)、腹部突き上げ法(ハイムリック法:背後から抱きかかえ、みぞおちを手前上方へ突き上げる)。意識を失った場合は直ちに心肺蘇生(胸骨圧迫)へ移行。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 乳児や妊婦に対して腹部突き上げ法は行ってはならない(背部叩打法と胸部突き上げ法を行う)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「意識のない窒息者に対しては、腹部突き上げ法を優先して実施する(誤:直ちに心肺蘇生法の胸骨圧迫を行う)」。

No.79熱疲労と熱射病の鑑別と救急処置

労働衛生(一般) / 温熱障害

【概要・定義】 熱疲労:皮膚は冷湿で青白く、発汗あり、体温は正常または軽度上昇。意識は清明〜もうろう。熱射病:体温調節中枢が麻痺し、高体温(40℃以上)、皮膚は熱く乾燥、発汗停止、高度の意識障害。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 意識障害がある場合(熱射病)は直ちに救急要請し、首の周り、脇の下、太ももの付け根(鼠径部)を氷嚢等で急速冷却する。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「熱射病の患者は大量の発汗により皮膚が冷たくなっている(誤:発汗停止し皮膚は熱く乾燥する)」。

No.80職場の健康保持増進計画(THP)

労働衛生(一般) / 健康増進

【概要・定義】 事業場において労働者の心身両面にわたる健康保持増進を図るための総合計画。産業医、健康測定指導士、運動指導担当者、心理相談担当者、産業栄養指導担当者、産業保健指導担当者等の専門スタッフが連携して推進する。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 労働者の自主的・自発的な取組を促すことが基本理念。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「THPにおける健康測定は、労働者の適性配置のための人事評価データとして利用される(誤:健康保持増進指導のための測定である)」。

No.81赤血球とヘモグロビン

労働生理 / 血液循環

【概要・定義】 赤血球は中央がくぼんだ円盤状の無核細胞で、寿命は約120日。主成分のヘモグロビン(血色素)は鉄を含むヘムとグロビンからなり、酸素分圧の高い肺で酸素と結合し、酸素分圧の低い末梢組織で酸素を解離して運搬する。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 骨髄で産生され、脾臓および肝臓で破壊される。鉄欠乏では小球性低色素性貧血を起こす。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「赤血球は細胞核を持ち、脾臓で新生される(誤:無核であり、骨髄で産生される)」。

No.82白血球の分類と免疫機能

労働生理 / 免疫系

【概要・定義】 顆粒球(好中球・好酸球・好塩基球)、リンパ球(T細胞・B細胞・NK細胞)、単球(組織でマクロファージに分化)。好中球は白血球の約50〜70%を占め、細菌や異物を貪食する。リンパ球は液性免疫(抗体産生:B細胞)と細胞性免疫(T細胞)を司る。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: アレルギー反応に関与するのは主に好酸球と好塩基球(IgE抗体結合)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「好中球はウイルス感染に対して特異抗体を産生して攻撃する(誤:特異抗体を産生するのはBリンパ球)」。

No.83血小板と血液凝固機序

労働生理 / 止血機構

【概要・定義】 巨核球から遊離した無核の細胞小体で、寿命は約10日。血管損傷部位に粘着・凝集して一次止血血栓を形成。続いてフィブリノーゲンがトロンビンにより不溶性のフィブリン(線維素)へ変化し、赤血球等を巻き込んで二次止血血栓(凝固血栓)を完成させる。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 止血後に不要となった血栓を溶解する作用を「線溶系(プラスミン)」という。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「トロンビンはフィブリンをフィブリノーゲンに分解する酵素である(誤:フィブリノーゲンをフィブリンにする)」。

No.84心臓の刺激伝導系と拍動

労働生理 / 循環器系

【概要・定義】 洞房結節(ペースメーカー:右心房上部)で発生した活動電位が、房室結節 → ヒス束 → 右脚・左脚 → プルキンエ線維へと伝導し、心室筋全体を同期して収縮させる。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 安静時の成人の心拍数は毎分60〜80回。運動時には交感神経興奮により心拍数および1回拍出量が増加する。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「心臓の正常な歩調とり(ペースメーカー)は房室結節にある(誤:洞房結節にある)」。

No.85体循環と肺循環の血流路

労働生理 / 循環器系

【概要・定義】 体循環:左心室 → 大動脈 → 全身の毛細血管 → 大静脈 → 右心房。肺循環:右心室 → 肺動脈(静脈血が流れる) → 肺の毛細血管 → 肺静脈(動脈血が流れる) → 左心房。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 「肺動脈には静脈血」「肺静脈には動脈血」が流れている点は超頻出の引っかけ。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「肺動脈には酸素を多く含んだ動脈血が流れている(誤:肺動脈を流れるのは二酸化炭素の多い静脈血)」。

No.86呼吸運動のメカニズムと延髄中枢

労働生理 / 呼吸器系

【概要・定義】 吸気:横隔膜が下降(収縮)し外肋間筋が収縮、胸腔内圧が陰圧となり肺が拡張して空気が流入。呼気:横隔膜・外肋間筋が弛緩し胸郭が縮小して自然呼出(安静時)。呼吸運動を調節する呼吸中枢は「延髄」に存在する。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 呼吸中枢を最も強力に刺激するのは血液中の「二酸化炭素(CO2)分圧の上昇」である(低酸素ではない)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「安静時の吸気は横隔膜が弛緩して持ち上がることにより行われる(誤:横隔膜の収縮・下降で行われる)」。

No.87消化酵素と栄養素の分解吸収

労働生理 / 消化吸収

【概要・定義】 炭水化物:唾液アミラーゼ・膵アミラーゼでマルトースへ、小腸マルターゼ等でブドウ糖に分解吸収。タンパク質:胃液ペプシン、膵液トリプシンでペプチド・アミノ酸に分解。脂質:胆汁酸で乳化され、膵リパーゼで脂肪酸とモノグリセリドに分解。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 胆汁は「肝臓で生成」され胆嚢で濃縮貯蔵される(胆汁自体に消化酵素は含まれない)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「胆汁には脂肪を分解する強力な消化酵素が含まれている(誤:消化酵素は含まれず、乳化作用を行う)」。

No.88肝臓の生理機能

労働生理 / 消化代謝

【概要・定義】 ①胆汁の生成、②栄養素の代謝・貯蔵(グルコースからグリコーゲンの合成・貯蔵)、③血漿タンパク質(アルブミン、フィブリノーゲン等)の合成、④尿素回路(有毒なアンモニアを無毒な尿素へ変換)、⑤解毒作用(アルコールや薬品の分解)、⑥赤血球の破壊・ビリルビン生成。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 体内で最大の腺器官。糖新生(アミノ酸等からブドウ糖を合成)も行う。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「血漿中のアルブミンは主に骨髄で合成される(誤:肝臓で合成される)」。

No.89腎臓(ネフロン)の機能と尿生成

労働生理 / 泌尿器系

【概要・定義】 腎小体(糸球体+ボーマン嚢)と尿細管からなる「ネフロン」が片腎に約100万個存在。糸球体で血漿成分が濾過され「原尿」が生成(1日約150〜180L)。尿細管で水分・ブドウ糖・アミノ酸・電解質の99%が再吸収され、約1〜1.5Lの「尿」として排泄される。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 健常者の原尿にはグルコースが含まれるが、近位尿細管で100%再吸収されるため通常尿中には出ない。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「糸球体で濾過された原尿の約半分がそのまま尿として体外に排泄される(誤:99%が再吸収される)」。

No.90自律神経系(交感神経 vs 副交感神経)

労働生理 / 神経調節

【概要・定義】 交感神経(闘争と逃避):瞳孔散大、心拍数増加、血圧上昇、気管支拡張、消化管運動抑制、グリコーゲン分解。副交感神経(休息と消化):瞳孔縮小、心拍数減少、気管支収縮、消化管運動促進、排便・排尿促進。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 交感神経末端から主にノルアドレナリンが放出される(副交感神経末端はアセチルコリン)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「交感神経が緊張すると、消化管の運動が活発になり胃液分泌が増加する(誤:交感神経は消化運動を抑制する)」。

No.91主要ホルモンと分泌器官

労働生理 / 内分泌系

【概要・定義】 すい臓ランゲルハンス島:インスリン(β細胞・血糖降下)、グルカゴン(α細胞・血糖上昇)。下垂体後葉:バソプレシン(抗利尿ホルモン・水分再吸収促進)。副腎皮質:コルチゾール(糖質コルチコイド・抗炎症・血糖上昇)、アルドステロン(電解質コルチコイド・Na再吸収促進)。副腎髄質:アドレナリン。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 血糖を下げる唯一のホルモンは「インスリン」。他(グルカゴン、アドレナリン、コルチゾール、成長ホルモン)はすべて血糖を上昇させる。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「副腎髄質から分泌されるアルドステロンは血糖値を低下させる(誤:アルドステロンは皮質から分泌され電解質を調節する)」。

No.92脳の構造と高次機能

労働生理 / 中枢神経

【概要・定義】 大脳皮質:感覚野、運動野、言語野(ブローカ野・ウェルニッケ野)、前頭前野(思考・感情)。小脳:身体の平衡感覚、精密な運動調節。視床下部:自律神経および内分泌の統合中枢、体温調節中枢、摂食・飲水中枢。延髄:呼吸中枢、循環中枢(血管運動・心臓)、嚥下・嘔吐反射中枢。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 呼吸中枢は「延髄」、体温調節中枢は「視床下部」にある(この組み合わせは必出)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「体温調節中枢は大脳皮質の運動野に存在する(誤:間脳の視床下部に存在する)」。

No.93視覚の仕組み(桿体細胞 vs 錐体細胞)

労働生理 / 感覚器

【概要・定義】 網膜上の光受容細胞。錐体細胞:網膜中心部(黄斑)に集中、明所で働き、形態覚および色覚(色彩識別)を司る。桿体細胞:網膜周辺部に多く分布、暗所で働き、微弱な光を感受する(明暗識別のみ、色は識別できない、視物質ロドプシン含有)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 明順応(暗所から明所への適応:急速)と暗順応(明所から暗所への適応:緩徐でロドプシン再合成に数十分を要する)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「暗所において色彩の識別を行うのは錐体細胞である(誤:暗所で働くのは桿体細胞だが、色彩は識別できない)」。

No.94聴覚と平衡感覚(内耳の構造)

労働生理 / 感覚器

【概要・定義】 内耳は聴覚を担当する「蝸牛(コルチ器)」と、平衡感覚を担当する「前庭(耳石器:直線加速度・傾斜)」および「半規管(三半規管:回転加速度)」から構成される。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 外耳道から鼓膜、耳小骨(ツチ・キヌタ・アブミ骨)を経て蝸牛へと音波振動が増幅伝達される。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「三半規管は重力や直線の加速度を感知する受容器である(誤:回転加速度を感知する。直線加速度は前庭の耳石器)」。

No.95筋肉の収縮機序とエネルギー代謝

労働生理 / 筋生理

【概要・定義】 筋収縮の直接のエネルギー源は「ATP(アデノシン三リン酸)」。ATP再合成経路:①クレアチンリン酸系(ATP-CP系:即効性・数秒間)、②解糖系(無酸素性:乳酸を副生・約1分間)、③有酸素性系(クエン酸回路・電子伝達系:持続的・長時間)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: アクチンフィラメントとミオシンフィラメントの滑り込み説により筋収縮が起こる(カルシウムイオンが必要)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「激しい無酸素運動時、筋肉内にはグリコーゲンが大量に蓄積して疲労を起こす(誤:乳酸が蓄積する)」。

No.96等張性収縮と等尺性収縮

労働生理 / 筋生理

【概要・定義】 等張性収縮(アイソトニック):筋肉の張力は一定で、筋の長さが変化する収縮(ダンベルの曲げ伸ばし等)。等尺性収縮(アイソメトリック):筋の長さは変わらず、張力のみが増大する収縮(荷物を一定の高さで保持し続ける静的作業)。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 静的筋作業(等尺性収縮)は血管が圧迫されて血流障害・疲労物質蓄積が起こりやすく、血圧上昇を招きやすい。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「荷物を手で持ち上げたまま静止している状態は、等張性収縮の典型例である(誤:等尺性収縮である)」。

No.97エネルギー代謝率(RMR)の計算式

労働生理 / 代謝計算

【概要・定義】 RMR(Relative Metabolic Rate):作業強度を表す指標。
RMR = (作業時消費エネルギー量 - 安静時消費エネルギー量) ÷ 基礎代謝量。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 分母は「基礎代謝量」である点(安静時代謝量ではない)が計算・正誤の最大の急所。RMR 1〜2(極めて軽作業)、RMR 4〜7(重作業)。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「RMRの計算において、分母には作業時消費エネルギー量を用いる(誤:分母は基礎代謝量)」。

No.98体温調節と熱放散の機序

労働生理 / 環境適応

【概要・定義】 産熱:主として骨格筋の運動・ふるえ、肝臓等での栄養代謝。放散:伝導、対流、放射(輻射)、蒸発(不感蒸泄・発汗)。外気温が皮膚温(約34℃)より低い時は放射・伝導・対流が主、外気温が皮膚温以上になると「発汗(蒸発)」のみが熱放散手段となる。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 湿度100%の環境では汗が蒸発できず、熱放散が阻害されてうっ熱(熱中症)が急激に進行する。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「外気温が40℃の酷暑環境下では、放射による熱放散が活発になる(誤:外気温が皮膚温を超えると放射では熱を放散できず熱が流入する)」。

No.99発汗の種類(温熱性発汗 vs 精神性発汗)

労働生理 / 体温調節

【概要・定義】 温熱性発汗:体温上昇時に体温調節中枢(視床下部)の指令で全身(手掌・足底を除く)のエクリン腺から分泌。精神性発汗:緊張・驚愕時に大脳皮質の興奮により手掌、足底、腋窩等のアポクリン腺・エクリン腺から局所的に分泌。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 手のひらや足の裏は体温調節のための発汗は行わず、精神的緊張で汗をかく。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「暑熱環境下における体温調節のための温熱性発汗は、主に手のひらや足の裏で最も盛んである(誤:手のひら・足の裏は精神性発汗)」。

No.100疲労の測定法とフリッカーテスト

労働生理 / 疲労評価

【概要・定義】 フリッカーテスト:断続する光の点滅が融合して連続光に見える境界の点滅頻度(フリッカー値)を測定し、大脳皮質の覚醒水準・精神的疲労を客観的に評価する検査。疲労時にはフリッカー値が低下する。

💡 試験対策の補足・ひっかけ防止: 他には自覚症状調べ、反応時間測定、二点識別閾値測定、自律神経機能検査(心拍変動解析)等がある。

🏢 出題パターン・実戦具体例: 出題例:「フリッカーテストでは、大脳皮質が疲労するとフリッカー値が上昇する(誤:疲労すると低下する)」。

3. 【超頻出】絶対暗記!重要数字・選任基準・保存期間即答チートシート

① 事業場規模別の法定管理体制・選任人数

役職・体制 選任義務の発生規模 専任(兼務不可)の要件
総括安全衛生管理者 第1種業種(林・鉱・建・運・清): 100人以上
第2種業種(製造等): 300人以上
第3種業種(IT・金融・商業等): 1,000人以上
専任要件なし(事業の統括管理職が就く)
衛生管理者 常時50人以上の全事業場
50〜200人(1人)、201〜500人(2人)、501〜1,000人(3人)、1,001〜2,000人(4人)、2,001〜3,000人(5人)、3,001人超(6人)
常時1,000人超、または有害業務に常時500人超で1名以上専任
産業医 常時50人以上の全事業場(嘱託医で可) 常時1,000人以上、または有害業務常時500人以上で専任(専属)1名(3,001人超は専任2名以上)
衛生推進者 常時10人以上50人未満の事業場 専任要件なし(労基署報告義務なし、労働者周知義務あり)

② 記録・健康診断個人票の「保存期間」即答まとめ

  • 3年間保存: 衛生委員会(安全衛生委員会)の議事録、局所排気装置の定期自主検査記録、作業環境測定記録(通常・有機溶剤・鉛等)。
  • 5年間保存: 一般定期健康診断個人票、雇入れ時健康診断個人票、ストレスチェック結果記録、医師による面接指導結果記録、雇入れ時安全衛生教育記録。
  • 30年間保存: 有機溶剤等特殊健康診断個人票、特定化学物質健康診断個人票、鉛健康診断個人票、放射線業務従事者記録、特別管理物質等の作業環境測定記録。
  • 40年間保存: 石綿(アスベスト)健康診断個人票、特定第1類物質・第2類特別有機溶剤業務の健康診断個人票。

③ 試験に出る超重要「数字」即答シート

  • 選任期日: 総括安全衛生管理者・衛生管理者・産業医の選任事由が発生した日から14日以内に選任し、遅滞なく所轄労基署長に届出。
  • 巡視頻度: 衛生管理者は毎週1回以上。産業医は毎月1回以上(一定の事業者同意要件下で2ヶ月に1回)。
  • 酸素欠乏危険場所: 空気中の酸素濃度が18%未満。硫化水素の許容濃度は10ppm以下。
  • 事務室の環境基準: 労働者1人あたりの気積10m³以上(4m超除く)。CO 10ppm以下、CO2 1,000ppm以下、浮遊粉じん0.15mg/m³以下、温度18〜28℃、相対湿度40〜70%。
  • 照度基準: 精密作業300ルクス以上、普通の作業150ルクス以上、粗な作業70ルクス以上。
  • 等価騒音レベル: 第1管理区分は85dB(A)未満、第3管理区分は90dB(A)以上。
  • 放射線線量限度: 5年間につき100mSv、かつ1年間につき50mSv。
  • 時間外労働の面接指導: 時間外・休日労働が月80時間超+疲労蓄積+本人の申出(研究開発職は月100時間超で申出不要)。
  • エネルギー代謝率(RMR): RMR = (作業時消費エネルギー - 安静時消費エネルギー) ÷ 基礎代謝量。

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モサツモ
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モサツモ(スキマ資格ガイド 📘)
スキマ時間学習・資格ハッククリエイター

忙しい社会人が最小の努力で最大の成果を出すための「スキマ時間攻略法」や独学ハックを研究・発信。人気主要国家資格(ITパスポート・基本情報技術者・宅建士・FP・簿記など)の効率的な勉強法やCBT演習活用法をお届けします。